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既存の Harmony ユーザーは、キャリブレーション カーブの作成と管理のために ColorFlow に切り替えることをお勧めします。ColorFlow への切り替えには、簡単になったカーブ作成 UI、グレー バランス カーブの作成機能、および Prinergy からの出力時に臨機応変にトーン調整を行う機能など、多くの利点があります。

Harmony は現在のリリースで動作し続けますが、Windows オペレーティング システムまたはセキュリティ アップデートによって動作が停止する可能性があります。Harmony はサービス終了が発表され、開発が中止されたため、そのような不具合は恒久的なものとなります。

Harmony から ColorFlow に移行する際には、いくつかの制限事項を考慮する必要があります。 

  1. インポートされた Harmony カーブの編集は制限されているため、インポートされたカーブの個々のポイントを Harmony のターゲット カーブまたは現在のカーブを調整する際と同じ方法で編集することはできません。ただし、トーン調整スライダを使用して、カーブの形状全体を変更し、カーブの滑らかさを維持することはできます。また、ColorFlow では、グレー バランスをカーブに合わせて調整できるため、C、M、Y カーブを同時に調整して、キャスト補正またはトーン補正を行うこともできます。

  2. ColorFlow では、グラビア印刷およびスクリーン印刷で一般的に使用される「ソリッド カットバック」カーブの完全なサポートはまだありません。ソリッド カットバックとは、すべてのソリッド領域をスクリーニングできるように、ソリッドの最大トーンを設定する機能です。ColorFlow のソリッド カットバック カーブでは、ソリッドを目的の値にスクリーニングする、Prinergy プロセス テンプレートの設定が必要です。

Prinergy Connect および Evo では、キャリブレーション用に Harmony または ColorFlow カーブを選択できます。そのため、ColorFlow に精通していれば、時間の許す限り Harmony から ColorFlow にカーブ管理を移行できます。

キャリブレーション カーブの作成と管理を ColorFlow に移行する際に役立つツールとヒントを以下に示します。

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