入力ファイルで使用するカラー レシピをカスタマイズしようと考えています。最終出力の条件(デバイス、メディア、インキなどの設定)を反映したカラー レシピで入力ファイルのカラー定義を置き換えることによって、代替カラー定義レシピの精度と一貫性を向上します。
以下の手順では、最終出力の条件(デバイス、メディア、インキなど)での出力要件を満たすように、カラー レシピをカスタマイズする方法について説明します。
カラー レシピは[カラー エディタ]で定義できます。ここでは、新しいカラーを作成し、ジョブの一部またはシステム全体の一部でそのカラーを使用する方法を管理する必要があります。
演習の目的を満たすため、リファイン プロセスでカラー レシピを編集して、カラー レシピを一時的に変更します。
- PDF ページを元のカラー状態へ戻す
- カラー エディタにカラー レシピを表示する
- カラー ライブラリを追加する
- プロセス テンプレートでカラー ライブラリを選択する
- カラー レシピをカスタマイズする
- カラー ライブラリを削除する
PDF ページを元のカラー状態へ戻す
- [入力ファイル]ウィンドウ枠で、
Print Buyers Guide.pdf
を右クリックして、次のプロセス テンプレートを選択します:[リファイン] > [リファイン] > [1stRef-Normz] - [プロセスの開始]ダイアログ ボックスで、OKをクリックします。
- ジョブ マネージャーの[ページ カラー]列を確認します。<:fc 3>PDF ページには、再び元のスポット カラー情報がすべて含まれます<:/fc>。
カラー エディタにカラー レシピを表示する
社内の環境設定に基づいて、PANTONE カラーに一致する正確な CMYK レシピを指定しようと考えています。このシナリオでは、社内で使用されている PANTONE 変換の標準は、Process2000 ファクトリ ライブラリに基づいています。
- ツールメニューから、カラー エディタを選択します。
- [カラー ライブラリ]列の[選択したライブラリ]リストで、[PANTONE+ V3 Solid Coated]ライブラリを選択します。
- [カラー]列で、次の PANTONE カラーを探し、それぞれの Lab レシピを確認します。
現在、PANTONE は、Kodak に Lab ライブラリだけを提供しています。また、Lab カラー レシピは、プライマリ カラー出力として入力された ICC プロファイルを使用して CMYK に変換されます。ICC プロファイルを変更すると、CMYK カラーが変わります。PANTONE 仕様に最も近いカラー マッチングを得るには、自分のターゲット プリント コンディションに最も近い ICC プロファイルを使用する必要があります。Prinergy はデフォルトで、コーティング用紙での枚葉オフセット用の最新 GRACoL プロファイルを使用します。プリント コンディションが異なる場合は、このプロファイルを変更してください。- PANTONE 355 C = L 52.280、a -66.880、b 33.790
- PANTONE 703 C = L 45.370、a -53.380、b 19.220
注意:ウィンドウの右側にカラーが表示されない場合は、PANTONE 355 C の上に表示されている PANTONE カラーを選択してから、再度 PANTONE 355 C を選択します。
- [カラー エディタ]を閉じます。
カラー ライブラリを追加する
- [ツール]メニューから、[カラー エディタ]を選択します。
- [カラー ライブラリ]列で[追加]ボタンをクリックします。
- 必要に応じて、特定のプロダクション要件を満たすために、CMYK 形式で特定の PANTONE カラーを定義できます。[新しいカラー ライブラリを追加]ダイアログ ボックスで、「
XXColorLibrary
」と入力します(<XX> は自分のイニシャル)。[代用カラー スペースを選択]リストで、[CMYK]を選択します。OKをクリックします。 - これで、XXColor Library が[カラー エディタ]の[ユーザー ライブラリ]に追加されました。
- [カラー エディタ]を閉じます。
プロセス テンプレートでカラー ライブラリを選択する
- [ページ]ウィンドウ枠で、すべての PDF ページを選択します。
- 選択した PDF ページのいずれかを右クリックし、プロセス テンプレートを選択します。[リファイン] > [リファイン] > [2ndRef-MapColors]。
- [プロセスの開始]ダイアログ ボックスで、[プロセス テンプレートの編集]ボタンをクリックします。
- [スポット カラーの処理]セクションを開きます。
- [カラー レシピのソース]領域の[選択可能]列で、XXColorLibrary を探して選択します。[追加]をクリックします。
これにより、ライブラリが[選択済み]列に追加され、2ndRef-MapColors プロセス テンプレートで使用できるようになります。 - [OK]をクリックします。
注意:ここでは[プロセス テンプレートの編集]ボタンが使用されているので、この追加は一時的なものになります。
カラー レシピをカスタマイズする
- [プロセスの開始]ダイアログ ボックスで、カラー変換をクリックします。
- [PANTONE 355 C]カラーを選択します。
- [カラー情報]セクションで、[コピーの編集]をクリックします。
- [カラー ライブラリを選択]ダイアログ ボックスで、[XX_Color_Map]で使用する[XXColorLibrary]を選択します。OKをクリックします。
- [カラー エディタ - PANTONE 355 C]ダイアログ ボックスで、[シアン]の値を[シアン 98%]に、[スクリーン角度]を[105]に変更します。
- OKをクリックします。
- [カラー変換]ダイアログ ボックスで、[PANTONE 355 C]を選択します。[出力の指定]リストで、[プロセスに変換]を選択します。
- [PANTONE 703 C]カラーを選択します。
- [カラー情報]セクションで、[コピーの編集]をクリックします。
- [カラー ライブラリを選択]ダイアログ ボックスで、[XX_Color_Map]で使用する[XXColorLibrary]を選択します。OKをクリックします。
- [カラー エディタ - PANTONE 703 C]ダイアログ ボックスで、[ブラック]の値を[ブラック 25%]に、[スクリーン角度]を[45]に変更します。
- OKをクリックします。
- [出力の指定]リストで、[プロセスに変換]を選択します。OKをクリックします。
- [プロセスの開始]ダイアログ ボックスで、OKをクリックします。
- [ページ]ウィンドウ枠で、カラー CMYK および PANTONE Orange 021 C のみが表示されていることを確認します。
カラー ライブラリを削除する
- [ツール]メニューから、[カラー エディタ]を選択します。
- [カラー ライブラリ]列で、カラー ライブラリ[XXColor Library]を選択します。[削除]ボタンをクリックします。はいをクリックします。
- [カラー エディタ]を閉じます。
- XX_Color_Map ジョブ マネージャーを閉じます。