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ルール デバッガでルール セットの実行履歴を表示し、特定の実行で生じた問題の発生場所と原因を明らかにすることができます。
ルール セットが実行されるたびに、Prinergy システムのデータベースにはその特定の実行の一部として発生した各イベントとアクションに関する情報が保存されます。後でルール デバッガを使用して、ルール セットの特定の実行に関する詳細を表示することができます。これは、実行の失敗や停止の場所と原因を把握する場合に特に有用です。

ルール デバッガでルール セットを開くと、ルール セットの実行履歴ウィンドウにはそのルール セットの最後の変更より後に行われたルール セットの実行がすべて表示されます。最も最近の実行が選択されています。
注: 保持される実行履歴は、ルール セットの最後の変更より後のものに限られます。ルール セットの実行履歴ウィンドウに何も表示されていない場合、そのルール セットは実行されたことがないか、または最後の変更以降に実行されていません。ルール セットの実行履歴をルール セットの変更後も保管する場合、ルール セットのコピーを作成してから変更し、ホット スワップを使用して古いルール セットを新しいルール セットに置き換えます。古いルール セットは名前が変更されますが、その実行履歴は失われません。

実行は日付でグループ化され、次の情報が実行ごとに表示されます。

  • ルール セットのトリガ イベントを表すアイコンと実行ステータス。実行ステータスの例には、完了 例外 があります。
  • ルール セットが実行された時刻。
  • ルール セットがシステム レベルで実行されたか、特定のジョブ(ジョブ名)で実行されたかが表示されます。

正常に終了した実行は、2 日後に自動的にデータベースから削除されます。 例外が発生した実行は、4 日後に自動的に削除されます。 まだ完了していない実行(ルール セットにタイマー アクションが含まれ、その実行が 4 日より後に完了するように設定されている場合など)は、その実行の開始から 4 日以上経過していても削除されません。
有効なルール セットの実行がそのルール セットの実行履歴をルール デバッガで表示しているときに完了した場合、ルール セットの実行履歴ウィンドウの実行リストは自動的に更新されます。
ある実行を選択すると、実行のパスウィンドウにはその実行中にトリガされた各イベントと発生した各アクションが表示されます。
同時に、作業領域(右上のウィンドウ)にはルール セットと選択した実行の履歴がグラフィックで表示されます。ルール セット内のアクションを選択すると、対応するルールが実行のパスウィンドウ内で選択されます。また、ルール セット内のアクションをクリックすると、ルール セット内を進み、選択した実行のアクションに至るパスが、その実行パスがルール セット内の複数のルールにわたる場合にも青色で強調表示されます。選択した実行の最中にトリガされていないアクションについては、グレーで表示されます。
現在進行中の実行を選択し、表示しているときにその実行が完了した場合は、作業領域に表示される実行記録は自動的に更新されます。実行が複数の一時停止ポイントで中断される場合(ルール セット内のあるタイマーアクションでは色版を 5 日後にアーカイブし、別のタイマーアクションではアーカイブした色版を 10 日後にパージする場合など)、作業領域には、実行が最初の一時停止ポイント(この例の最初のタイマーアクション)に到達していることが表示されますが、実行が完了するまでは再び更新されません。
実行のパスウィンドウでルールを選択するか、作業領域でアクションを選択すると、ルール デバッガ下部のイベントタブおよびアクションタブに、選択したインスタンスに関する情報がアクションおよびこれをトリガしたイベントとして表示されます。詳細については、ルール セットの実行詳細の表示を参照してください。
注: ルール セットの実行履歴ウィンドウには XML 評価エラーも表示されます。たとえば、スキーマに準拠しない XML を記述して、XML の読み取りアクションを使用して評価を行うと、Prinergy で XML ファイルの読み取りエラーが発生し、ルール セットの実行履歴ウィンドウに赤い×印が付いた情報が表示されます。

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