印刷用プレートをイメージングして印刷機にかけても、印刷機で目的の色味が再現されない場合、別の ColorFlow カーブ チャンネルを使用して、1 つまたは複数の色版のプレートを再作成する必要がある場合があります。割り当てられた ColorFlow カーブ チャンネルのトーンを調節することもできます。こうした調節は、[プロセスの開始]ダイアログ ボックスでオンザフライで行われ、ColorFlow キャリブレーション カーブには付加されますが、ColorFlow カラーストアには影響しません。
たとえば、メタリック スポット カラーなど、デフォルトのキャリブレーション カーブを使用できないスポット カラーがある場合は、カスタム ColorFlow カーブ チャンネルの適用が必要になることがあります。このような場合に、ColorFlow でメタリック用のカスタム カーブ チャンネルを定義できます。ジョブを実行する際、選択したスポット カラー版をこの(または別の)カーブ チャンネルに割り当てることができます。
印刷機の機械的な問題や、印刷機のインキや水の調整によって生じる平板印刷上の問題などによって、トーン調整が必要となる場合があります。または、単に顧客がカラーの変更を求める場合もあります。一般的な解決法は、調整したキャリブレーション カーブを使用して複数のプレートを再作成することです。
注意:これは、プレートの再作成機能とは異なります。プレートの再作成の主な目的は、摩耗または破損したプレートを再作成するために、同じプレート ID を持つ同一のプレートを作成することで、元のプレートの出力に使用した同じ設定と出力デバイスが使用されます。トーン調整機能は、設定が異なるプレートを作成する必要がある場合に使用します。
注意:
- メニュー項目を使用してプレートを再作成する場合、元のプレートに適用されたすべてのトーン調整が再作成にも適用されます。再作成するプレートに対してさらにトーン調整を行うことはできません。
- トーン調整によって調整されたキャリブレーション カーブを使用して、ベタ(インキ 100%)の濃度を下げることはできません。これは Adobe の制限事項です。100% のベタ(特にスポット カラー)の濃度を下げるには、出力プロセス テンプレートのスクリーンの塗りつぶしの値を 90% に設定します。たとえば、セクションで、スクリーンの塗りつぶしの値を90%に設定します。