Windows サーバーの場合、Fork Translator ユーティリティを実行して、特定のファイルまたはフォルダのリソース ファイルを変更します。
要件
- すべての Prinergy サーバーおよびクライアント コンピュータを、最新バージョンの Prinergy Workflow に更新する必要があります。
- ボリュームのサイズに応じて、1 時間から数時間の範囲のダウンタイムに対応した計画を立てます。たとえば、必須ソフトウェアの使用を止めた後、10,000 ファイルを含むボリュームの変換には 2 ~ 3 分かかります。
以下の場合では、Fork Translator を使用して、ファイル リソースを変換します。
- 変換するファイルを含む Windows ボリューム。ジョブを含まないボリュームを変換する必要はありません。たとえば、一時ストレージにのみ使用されるボリュームや、入力ファイルを受け入れ、他の場所に移動するホット フォルダまたはスマート ホット フォルダを含むボリュームは、変換する必要がありません。
- プライマリ サーバー上の AraxiPreps 共有のフォント。
- ファイルが変換されていない(たとえばファイルが開かれている、ファイルに特殊な文字が含まれているなど)。
- 別の Mac クライアント コンピュータのプロトコルで、NT バックアップを使用してアーカイブされたファイルを復元したい。
注意:UNIX または Xserve ボリュームで Fork Translator は使用しないでください。Fork Translator はそれらのボリュームを変換できません。UNIX または Xserve ボリュームを選択した場合、ターゲットのボリュームに不要で役に立たない隠しファイルが作成されます。
このユーティリティでは、以下のファイルは変換されません。
- 変換中に開かれていたファイル
- 特殊文字列を含む名前のファイル(* | \ / ? < > など)
- システム ボリューム、ゴミ箱、または Oracle データ ディレクトリに置かれているファイル
- 変換するファイルを閉じます。
- Prinergy プライマリ サーバーまたは別の Windows コンピュータで、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
- 以下のコマンドを入力します。
forktranslator {-a|-s|-h} [-I] [-n|-o] [-e] [-p] [-v] pathname...
ここでは以下のようになります。-a
Named Fork を使用した SMB(代替データ ストリーム)または AFP(Apple Filing Protocol)から AppleDouble ファイルを使用した SMB に変換する際に、リソース フォーク情報を作成します。
例:forktranslator -a -I -o \\<ServerName>\<FolderName>
-s
AppleDouble を使用した SMB から Named Fork を使用した SMB または AFP に変換する際に、リソース フォーク情報を作成します。
例:forktranslator -s -I -o \\<ServerName>\<FolderName>
-h
使用状況に関する情報を印刷します。
-I
エラーを無視し、他のファイルの処理を続行します。
-n
除外せずにファイル名のみをリストします。
-e
指定したフォルダを除外します(セミコロンで区切ります)。
-o
AppleDouble ファイルを使用した SMB または Named Fork を使用した SMB(存在する場合)で、既存のフォーク情報を上書きします。
-p
画面に進行状況を表示します。
-v
標準の出力(
stdout
)ファイルに書き出します。-n
で示します。pathname...
指定したファイル、フォルダ、またはその両方で操作します(スペースで区切ります)。フォルダは再帰的に処理されます。
- コマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。
- エラーが発生した場合は、ログ ファイルを確認するよう促すメッセージが表示されます。
- [OK]をクリックして、メッセージを閉じます。
- メモ帳で、
%AraxiHome%\CreoAraxi\System
フォルダのforktranslator.log
ファイルを開きます。 - 変換されなかったジョブ ファイルがログに示されている場合は、バックアップまたはその他のソースから元のジョブ ファイルを探し、そのファイルをボリュームにコピーします。
ファイルをコピーする際に、リソースが自動的に作成されます。