「ファイルをコピー」アップロードの処理ルールを作成するときに、保存先フォルダのパスに変数を含めることができます。変数を使用することで、まだ作成していないフォルダへのパスを指定できます。ただし、それらのフォルダはユーザーまたはシステムがワークフローの過程で作成することになります。
以下の変数を使用できます。
- %CustomerName%:ファイルのアップロード先となる顧客アカウント名です。
- %UserName%:ファイルをアップロードしたユーザーの名前です。
- %JobName%: アップロードされたファイルが含まれるジョブ名です(Prepress Portal のみ)。
- %JobHomePath%:アップロードされたファイルが含まれるジョブのルート フォルダのパスです(Prepress Portal のみ)。
%CustomerName% の例
目的:RIP 処理されたすべてのファイルを顧客別に追跡します。
手順:[ファイルをコピー]プロセス タイプを使いアップロードの処理ルールを作成します。[保存先フォルダ]ダイアログ ボックスで、「\\<servername>\<sharename>\%CustomerName%\RIP
」と入力します。各顧客のジョブ テンプレートに、このルールを割り当てます。
動作:顧客のジョブにファイルがアップロードされると、それらのファイルは処理のために、ワークフロー サーバー上の顧客の RIP フォルダに自動的にコピーされます。
重要:アップロード処理が実行されるには、保存先フォルダが既に作成されている必要があります。
%UserName% の例
目的:アップロード済みのすべてのファイルを別の場所にコピーし、顧客ごとにまとめ、さらにユーザーごとにまとめます。
手順:[ファイルをコピー]プロセス タイプを使いアップロードの処理ルールを作成します。[保存先フォルダ]ダイアログ ボックスで、「\\<servername>\<sharename>\%CustomerName%\%UserName%
」と入力します。各顧客のジョブ テンプレートに、このルールを割り当てます。
動作:ユーザーが顧客のために、商品またはジョブにファイルをアップロードすると、それらのファイルは処理のために、ワークフロー サーバー上のユーザーのフォルダに自動的にコピーされます。
重要:アップロード処理が実行されるには、保存先フォルダが既に作成されている必要があります。
%JobName% の例
目的:ファイルのアップロード先のジョブを使用して、ファイルを処理します。
手順:[ファイルをコピー]プロセス タイプを使いアップロードの処理ルールを作成します。[保存先フォルダ]ボックスで、「 \\<servername>\<sharename>\%JobName%\RIP
」と入力します。1 つ以上の顧客用のジョブ テンプレートに、このルールを割り当てます。
動作:ジョブにファイルがアップロードされると、それらのファイルは処理のために、ワークフロー サーバー上のジョブの RIP フォルダに自動的にコピーされます。
重要:アップロード処理が実行されるには、保存先フォルダが既に作成されている必要があります。
%JobHomePath% の例
目的:アップロードしたファイルをジョブ内のホット フォルダにコピーします。
手順:[ファイルをコピー]プロセス タイプを使いアップロードの処理ルールを作成します。[保存先フォルダ]ダイアログ ボックスで、「JobHomePath%\HotFolders\RefineOnly
」と入力します。1 つ以上の顧客用のジョブ テンプレートに、このルールを割り当てます。
動作:ジョブは Prinergy サーバー上に存在します。ジョブにファイルがアップロードされると、それらのファイルは処理のために、ワークフロー サーバー上のジョブの RefineOnly
ホット フォルダに自動的にコピーされます。