並列実行の制限アクションおよび並列実行制限の解除アクションは、ルール ビルダのフロータブにあります。

並列実行の制限アクションには次の 2 つのパラメータがあります。
- 並列実行の制限数 — 指定されたリミッタ名を使用するルール セットの並列実行の最大数。
- リミッタ名 — リミッタの名前。 通常は、各ルール セットごとに固有の名前があります。 1 つの案としてルール セットの完全パス名を使用することができます。

注:
- リミッタ名は、ルール セットに関連付けられ、常に同じにする必要があります。 起動するたびに異なるリミッタ名を指定して同じルール セットを使用しないでください。たとえばジョブ名をリミッタ名として使用する場合などです。 これは、短期間は使用できますが、時間が経過するとパフォーマンスの問題の原因になります。
- 並列実行の制限アクションを使用するルール セットをコピーするときには、必要に応じてリミッタ名が変更されるように注意する必要があります。 複数のルール セットでリミッタ名を共有できますが(リミッタの範囲内のアクションが同期されます)、これは特別な使い方であり、実装する際には注意が必要です。
並列実行制限の解除アクションにはパラメータはありません。 前の並列実行の制限アクションでリミッタをリリースするように自動的に構成されます。
ルール チェーンでこれらのアクションを使用するには、以下の 2 つの方法があります。
- 並列実行の制限アクションを単独で使用し、チェーンの最後までアクションからのルール チェーンの実行を制限します。
- 並列実行の制限と並列実行制限の解除アクションを共に使用し、2 つのアクションで区切られるルール チェーンのサブセットの実行を制限します。