ColorFlow では、プリント デバイスのジオメトリに合わせてカスタム チャートを作成できます。また、印刷業界で一般的に使用されるチャートをはじめとする、多くのビルトイン チャートが用意されています。
ColorFlow は、次のタイプのカスタム測定チャート(生成された特性タイプを含む)をサポートしています。
測定チャートには、印刷デバイスのカラー特性、グレー バランス特性、またはトーン特性を決定するために必要なすべてのカラー パッチが含まれています。このチャートには、必要なすべての識別情報と製造元情報が含まれ、チャートの種類と印刷デバイスに応じて、1 つのチャートの画像または複数のチャートの画像を印刷できます。チャートの画像には、1 つまたは複数の測定ページが含まれています。測定ページは、カラー測定デバイスを使用して測定可能なチャートの画像の一部です。このページには、フッターと数ミリメートル幅のカラー パッチが含まれています。チャートの画像内のパッチの総数は、キャラクタライゼーションのインテント(トーン、グレー バランス、またはフルカラーの特性)、および使用されるプロセス インキの数によって異なります。CMYK インキ セットのフルカラー キャラクタライゼーション チャートでは、複数の測定ページにわたって約 1,600 個のパッチが必要になります。一方で、同じインキセットのトーン キャラクタライゼーション チャートでは、1 ページに収まる小規模な単色パッチ チャートのみで済みます(わずか 5 個のパッチのみで構成されることもあります)。測定ページの最大サイズは、測定デバイスと、印刷デバイスの印刷可能領域による制限を受けます。
次に、1 つのチャートの画像で 4 つの測定ページから構成されるサンプルのフル カラー キャラクタライゼーション チャートを示します。
ColorFlow では、カスタム チャートに加えて、トーン、グレー バランス、フル CMYK カラー、および拡張プロセス キャラクタライゼーション用のさまざまなビルトイン チャートがサポートされています。
プリント キャリブレーション カーブのみを生成する場合は、次の操作を実行できます。
デバイス プロファイルまたはデバイス リンク(ColorFlow Pro Workflow Edition でのみ使用可能)を生成するために、フル カラーのキャラクタライズを行う場合は、フル カラー/トーン チャートを測定します。
デバイス キャラクタライゼーションまたは出力検証のために測定を開始すると、ColorFlow では、測定する出力と同じプロセス インキ セットを持つチャートのみが表示されます。
G7 サポート用のチャート
ColorFlow クライアントには、G7 のサポート用に、次の業界標準ビルトイン カスタム チャートが用意されています。これらは、それぞれ PDF ファイルとしてエクスポートできます。これらの測定のいずれかを有効にすると、CMYK プロセス インキのグレー バランスとトーン特性が生成され、測定値をエクスポートできるようになります。各チャート名は、チャートを測定できるデバイスを示します。
ColorFlow クライアントには、G7 のサポート用に、次の業界標準ビルトイン チャートが用意されています。これらは、それぞれ PDF ファイルとしてエクスポートできます。これらの測定のいずれかを有効にすると、CMYK プロセス インキのフル カラーとトーン特性が生成され、測定値をエクスポートできるようになります。各チャート名は、チャートを測定できるデバイスを示します。
ColorFlow クライアントには、G7 のサポート用に、次のビルトイン カスタム チャートが用意されています。これらの測定のいずれかを有効にすると、CMYK プロセス インキのフル カラーとトーン特性が生成され、測定値をエクスポートできるようになります。各チャート名は、チャートを測定できるデバイスを示します。
上記のすべてのチャートは、CMYK 印刷用に G7 およびターゲット グレー バランス、またはトーン マッチ キャリブレーション カーブをサポートしています。これらの測定値のいずれかによって生成されたレポートでは、デバイスまたは検証された出力で報告される CIELAB 測定値は、エクスポートされた測定値と同じ値です。上に挙げた G7 サポート用のすべてのチャートには、G7 グレースケール コンプライアンス レポートに必要な P2P 行 D および E の網パーセント値が含まれています。
拡張プロセス印刷用のチャート
ColorFlow クライアントには、5C、6C、および 7C 拡張プロセス印刷のサポート用に、次のビルトイン カスタム チャートが用意されています。これらのチャートは、CMYK 用に G7 およびターゲット グレー バランス、またはトーン マッチ キャリブレーション カーブをサポートしており、拡張プロセス インキ用に SCTV キャリブレーションをサポートしています。P2P 行 D および E の網パーセント値は含まれていません。そのため、G7 グレースケール コンプライアンス レポートでは補間値が使用されます。これらの測定のいずれかを有効にすると、選択した拡張プロセス インキのフル カラーとトーン特性がセットで生成され、測定値をエクスポートできるようになります。
G7 をサポートする拡張プロセス印刷キャリブレーション用のチャート
ColorFlow クライアントには、5C、6C、および 7C 拡張プロセス印刷のサポート用に、次のビルトイン カスタム チャートが用意されています。これらのチャートは、CMYK 用に G7 およびターゲット グレー バランス、またはトーン マッチ キャリブレーション カーブをサポートしており、拡張プロセス インキ用に SCTV キャリブレーションをサポートしています。これらには、G7 グレースケール コンプライアンス レポートに必要な P2P 行 D および E の網パーセント値が含まれています。これらの測定のいずれかを有効にすると、選択した拡張プロセス インキのグレー バランスとトーン特性がセットで生成され、測定値をエクスポートできるようになります。
G7 サポートおよびフル カラー キャラクタライゼーションを使用した拡張プロセス印刷用のチャート
ColorFlow クライアントには、6C および 7C 拡張プロセス印刷のサポート用に、次の業界標準ビルトイン カスタム チャートが用意されています。これらのチャートは、CMYK 用に G7 およびターゲット グレー バランス、またはトーン マッチ キャリブレーション カーブをサポートしており、拡張プロセス インキ用に SCTV キャリブレーションをサポートしています。これらには、G7 グレースケール コンプライアンス レポートに必要な P2P 行 D および E の網パーセント値が含まれています。これらの測定のいずれかを有効にすると、選択した拡張プロセス インキのフル カラーとトーン特性がセットで生成され、測定値をエクスポートできるようになります。
測定デバイスのサポート