Harmony カーブを使用するプロセス テンプレートの残りすべてを移行して、移行プロセスを完了します。

移行プロセスでは、Prinergy Administrator のツールを使用して、カーブが ColorFlow にインポートされた後でプロセス テンプレートの移行を実行します。プリント カーブとプレート カーブの両方が ColorFlow にインポートされている場合、[カーブの参照先]が[ColorFlow の現在の状態]に切り替わります。また、プロセス テンプレートの[プリント カーブ]および[プレート カーブ]選択リストにこれらのカーブが表示されます。移行プロセスによって制作が中断されたり、出力結果が変更されたりすることはありません。

  1. ColorFlow で:
    1. すべての Harmony カーブをインポートします。 「Harmony プリント キャリブレーション カーブのインポート」を参照してください。インポートされたカーブのいずれについても、[Prinergy プリント カーブに表示]を選択しないでください。
  2. Prinergy Administrator で:
    1. ツール]メニューから、[プロセス テンプレート カーブの移行]を選択します。
           
      プロセス テンプレート カーブの移行」も参照してください。
    2. OK]をクリックします。
    3. カーブの移行が完了しました」というメッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。
  3. (オプション)Workshop プロセス テンプレート エディタで移行を確認します。
    1. スクリーン済み出力プロセス テンプレートを編集用に開きます。
    2. キャリブレーション&スクリーニング]パネルを開きます。
    3. カーブの参照先:ColorFlow の現在の状態]が選択されていることを確認します
              注意:[カーブの参照先:Harmony]が選択されたままである場合は、プリント カーブまたはプレート カーブは手順 1 で ColorFlow に正常にインポートされていません。プロセス テンプレートでは、Harmony カーブが引き続き使用されます。
    4. プリント カーブ]リスト コントロールをクリックします。移行されたプロセス テンプレートで使用されているすべてのプリント カーブがリストに表示されることを確認します。
    5. プレート カーブ]リスト コントロールをクリックします。移行されたプレート テンプレートで使用されているすべてのプリント カーブがリストに表示されることを確認します。
    6. 保存せずにプロセス テンプレートを閉じます。

カーブ移行ツールに関する注意事項

Prinergy Administrator で移行ツールを実行する前に、既存の Harmony データベースを ColorFlow にインポートする必要があります。ColorFlow を起動し、[プレート カーブ]タブまたは[プリント カーブ]タブの[Harmony インポート]セクションに移動します。[インポート]ボタンをクリックし、アクティブな Harmony データベース(Calcurve.hmy という名前)を探します。ColorFlow は、Calcurve.hmy ファイルの場所が認識されて、データベースを含む共有(Harmony$)に直接移動します。

インポートするカーブは個別に選択することも、すべてのカーブを選択することもできます。カーブを選択的にインポートする場合は、インポート プロセスを何回でも繰り返すことができます。Harmony カーブがインポートされたら、Prinergy サーバーで Prinergy Administrator に移動し、[ツール]/[プロセス テンプレート カーブの移行]を選択して[OK]ボタンを押します。移行ユーティリティでは、すべての出力プロセス テンプレートが検索され、以前の Harmony カーブに一致するインポート済み ColorFlow カーブが見つかった場合は、カーブがその ColorFlow カーブに切り替わります。

素晴らしい機能として、一致する ColorFlow カーブに対して[Prinergy で表示]チェックボックスがオンになります。これは便利な機能です。オンになっていないインポート済みカーブはどれも冗長であり、どのプロセス テンプレートでも参照されていないはずだからです。これにより、古くなったカーブを識別して除去できるため、データベースのサイズを縮小して効率化できます。

移行ユーティリティにより、ログ ファイルが C:\Prinergy\CreoAraxi\System\log\MigrateProcessTemplateCurves.log に書き込まれます。