Adobe 社製 PJFT （Portable Job Ticket Format）は次の役割を果たします。
PDF ファイルにはこれらの設定が含まれていないため、両面印刷または 2-up（見開き）印刷などの出力形式をデバイスに指定するために PJTF ファイルを使用します。商業印刷機で求められるこのような複雑なレイアウトや綴じ処理の指定は、PJTF ファイルに記述することができます。ページ内容と PJTF の内容とは分離されているため、同じ PDF を参照する新しい PJTF を作成するだけでデバイス固有の設定を変更することができます。
Prinergy では、アーカイブなどの機能によってジョブ チケット ファイルの概念を拡張します。また、Prinergy は、面付けプランやプロセス テンプレートといったいくつかのデータ ファイルを PJTF ファイルに保存します。 これらのファイルは不完全なジョブ チケットですが、この標準形式を使用して保存されます。さらに、必要に応じて、Prinergy がプロセス テンプレートの設定と必要な構成要素（入力ファイルの内容とテンプレートに含まれているレイアウト情報）を組み合わせて、Extreme に送信する完全な PJTF ファイルを作成します。
以下は、単ページ出力の設定を含むジョブ チケットが PDF ページに設定され、Extreme での処理に使用する完全な PJTF ファイルが作成される場合の図解です。
以下は、面付けページ出力の設定を含むジョブ チケットが複数の PDF ページに設定され、Extreme での処理に使用する完全な PJTF ファイルが作成される場合の図解です。
