色版ごとにインキ量を最小限に抑える必要がある印刷機の場合、Ink Eater マークを配置するとシート上にバーが配置され、ローラーから必要以上のインキが転写される場合に取り除くことができます。

このバーにより、色版ごとのインキを最小限の量にして印刷します。Prinergy では、ページで使用されるインキ量をピクセル単位で算出し、指定された Ink Eater バー領域の最小必要値に応じてインキ量を追加します。Ink Eater バーは一般に、シートの幅方向のドブに配置されます。

Prinergy Ink Eater マークは、直ちに計算されます。他のすべてのマークを考慮して、インキ量を最も正確に計算します。また、Prinergy の Ink Eater マークはピクセルにハードなエッジが生じないようにスムージングされています。

Ink Eater マークには次の形式が使用されます。

$[InkEater_<minx>_<minY>_<maxX>_<maxY>_<minDensity>_<maxSaturation>_<colors>]

ヒント:複数の Ink Eater バーを配置することができます。これは、ドブに他のマークを配置する必要がある場合に有用です。また、カラーごとに Ink Eater バーを 1 つ作成する際にも有用であると考えられます。

マーク $[InkEater_5_185_706.2_215_7_180_CMYK1] を使用する場合、次の図で適用の前後を確認してください。

 

  


制限

パフォーマンス テストでは、Ink Eater マークが含まれるケースに備えて、プレートごとに約 10 ~ 20 秒の追加の処理時間を見積もっています。
マークは分版されたデータで機能するように設計されているので、コンポジット出力への出力(連続階調 TIFF など)は機能しません。この場合、Marks JTP は失敗します。この制限のために、このマークのユーザーは次のいずれかの操作を実行する必要があります。

この機能を分版されたPDFページと共に使用すると処理が失敗します。
この機能をレガシー バージョニング ジョブと共に使用すると、正しくない出力になります。