これにより、システムが参照する画像の検索場所を指定します。ジョブの高解像度画像は、システムに参照画像の検索場所を指示します。

画像検索パスは以下の場合にのみ適用されます。

ジョブで複数のフォルダの画像を使用する場合は、それぞれのフォルダの画像検索パスを追加してから、フォルダの検索順序を指定します。

ジョブ作成時またはジョブ作成後、既存のジョブから画像検索パスをコピーできます。


Prinergy が画像を検索する方法

Prinergy では、画像ファイルを検索する場合に次の情報を使用します。

複数の画像検索パスを使用する場合は、[画像検索パス]ダイアログ ボックスの検索パス リストを使って、検索順序が決定されます。システムでは[画像検索パス]ダイアログ ボックスの一覧の一番上から順にパスを検索します。[画像検索パス]ダイアログ ボックスの上へ移動ボタンおよび下へ移動ボタンをクリックして、検索パスの順番を並べ替えます。次の例を参照してください。

次の検索指定を行うことができます。


複数のフォルダの検索例

状況:

Prinergy では次のパス名を使用して、指示された順に Image.eps を検索します。


サブフォルダの検索例

この図では、検索パスがフォルダ images に設定されている場合の検索順序を示します。数字は、Prinergy がサブフォルダを検索するときに各ファイルを認識する順番を示します。

Prinergy で fish.tif という画像を検索する場合、images ルート フォルダ、don フォルダの順に検索し、次に hires フォルダを検索して、5 番のファイルが検索されます。Prinergy が logo.eps という画像を検索する場合は、4 番のファイルではなく 2 番のファイルが検索されます。

同じ名前の画像が複数あると、目的でない画像が検出される場合があります。この図には logo.eps という名前の画像が 2 つあります。このために予期しない結果が生じることがあります。問題がないかどうか、リファインされたページを確認してください。

サブフォルダ数が多い場合、再帰的な検索に時間がかかることもあります。そのため、リファイン処理のパフォーマンスに影響がでる可能性もあります。大容量ディスクを指定する検索パスでは、この機能の仕様にご注意ください。


Macintosh の文字とパスについて

この項目では、Macintosh の文字セット、または Macintosh 文字セットから Windows NT ファイル名の文字セットへの変換については触れていません。このサンプルで使用される名前には簡単なものを使用しています。これは説明を明確にするためであり、文字セットの制限を示唆するものではありません。

システムは%ALDImageFileNameのコメントを解析して Macintosh パスから最初の部分を削除します。その部分が、ディスク名と見なされます。システムでは、常にディスク名を無視します。名前が不明瞭、または Windows NT オペレーティング システムの下にあるフォルダ名として存在しない場合があるためです。

ディスク名が削除されるため、[画像検索パス]ダイアログ ボックスでディスク名を指定できます。ディスク名を選択するには、[画像検索パス]ダイアログ ボックスのボリュームボタンをクリックして、ボリュームを選択します。システムでは、選択したボリュームをジョブのディスク名として解釈します。