JTP(Job Ticket Processor)は、Adobe Extreme システムの一部として実行される特定の操作またはタスクを行うソフトウェア コンポーネントです。Extreme システムの実際の作業は、1 つまたは複数の JTP で実行されます。つまり、Extreme システムが実行できる作業の種類が、インストールされている JTP によって決定するということです。
すべての JTP は機能および設定を共有していますが、各 JTP のタスクは固有です。JTP は PJTF ファイルで利用可能な情報に基づいたタスクを実行します。個々の JTP は PJTF ファイルの特定の部分を利用し、他の部分を無視します。このため、複数の JTP で同じ PJTF ファイルとそれに関連した PDF ファイルを共有できます。各 JTP でタスクを実行すると、入力時に PJTF ファイルを参照し、PJTF ファイルに更新された情報を書き込みます。たとえば、Normalizer JTP は、PJTF で PostScript ファイルの記述を探し、元の PostScript ファイルではなく、新らしい PDF ファイルを示すように、処理後にファイルの記述を変更します。これにより、シーケンス上の次の JTP は 元の PostScript ファイルではなく更新された情報にある PDF ファイルを処理します。
各 JTP には、目的を表す固有の名前があります。同じサーバーまたは別のサーバーに、同時に実行している同じ JTP の複数コピーがある可能性があります。これによって、分散および並行処理が可能になります。
Prinergy には、標準 Extreme システムによって提供されない、特定のタスクを実行するのに作成された多くの JTP が含まれます。たとえば、Prinergy ではリファイン中にサムネイルを生成するのに JTP が、そして機能をアーカイブするのに他の JTP が使用されます。場合によっては、標準 JTP の機能が拡張されています。