Prinergy Workflow 8.2 よりも前のバージョンでは、direct-to-device(別名 GDAPI または「直接接続」)が、出力デバイスのステータスとイメージング処理のステータスを Kodak CTP デバイスから Prinergy Workflow に直接報告しながら、同時に出力を生成する唯一の方法でした。Prinergy Workflow 8.2 以降、direct-to-device 接続の代わりに、TIFF 直接接続(JDF 双方向接続)を使用できるようになりました。TIFF 直接の詳細については、「TIFF 直接接続を使用したプレート デバイスの設定」を参照してください。
GDAPI 接続経由で Kodak CTP デバイスと通信するには、direct-to-device 接続でプレーティング デバイスを設定します。
以下を確認します。
- プレーティング デバイスが Prinergy サーバーに接続されている。手順については、サーバーのマニュアルを参照してください。
- プレーティング デバイスの制御ソフトウェアが、出力デバイスに接続されている Prinergy サーバー(またはレンダー ステーション)にインストールされている。手順については、サーバーのマニュアルを参照するか、サービス担当者に問い合わせてください。
- HiRes Render JTP が、プレーティング デバイスに接続されている Prinergy サーバーに追加されている。
- ColorFlow ソフトウェアが適切な Prinergy サーバーにインストールされている。この操作は、サービス担当者が Prinergy のインストールの一環として行います。
- Prinergy サーバーがプロキシ サーバーを使用するネットワーク上にある場合は、デバイスを Prinergy に接続するためにプロキシ サーバーをバイパスする必要があります。
そのためには、[Control Panel(コントロール パネル)]>[Internet Options(インターネット オプション)]>[Connections(接続)]>[LAN Settings(LAN の設定)]の順にクリックして、[Bypass proxy server for local addresses(ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない)]チェック ボックスをオンにします。
注意:このチェック ボックスには、Internet Explorer の[Tools(ツール)]メニュー([Tools(ツール)]>[Internet Options(インターネット オプション)]>[接続]>[LAN Settings(LAN の設定)])からもアクセスできます。
- Preps で、印刷用紙サイズではなくプレート サイズに面付けを出力する場合は、プレートの定義を Mac で使用できるようにする必要があります。各出力デバイスで使用可能なプレート タイプが記述されている PPD ファイルと PPX ファイルを保存するための共有フォルダを作成します。
- デスクトップで、[マイ コンピュータ]を右クリックし、[管理]を選択します。
- [コンピュータの管理]ウィンドウの左ウィンドウ枠で、[共有フォルダ]をダブルクリックして、ツリーを展開します。
- [共有]を右クリックし、[新しいファイル共有]を選択します。
- [共有フォルダの作成]ダイアログ ボックスで、[参照]ボタンをクリックし、共有するフォルダを選択します。
この共有は NTFS ボリューム上に置かれている必要があります。置かれていない場合は、共有の作成時にエラー メッセージが表示されます。 - [次のクライアントからアクセスできます]ボックスで、[Microsoft Windows]チェック ボックスをオンにします。
- [共有名]ボックスに、共有名(
Prinergy PPDs
など)を入力します。 - [次へ]、[完了]、[いいえ]の順にクリックして、別の共有フォルダを作成しないことを指定します。
- [コンピューターの管理]ウィンドウを閉じます。
- デバイス制御ソフトウェアで、以下の手順を実行します。
- Prinergy システムで使用するプレート タイプを定義します。
デバイス制御ソフトウェアのマニュアルを参照してください。 - PPD ファイルを生成し、Prinergy サーバー上の PPD フォルダに保存します。
Kodak Print Console ソフトウェアを使用している場合は、[横]の設定で PPD ファイルを生成します。
デバイス制御ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
- 面付けソフトウェアで、出力デバイスを追加し、必要に応じてデバイスを設定します。
面付けソフトウェアのマニュアルを参照してください。 - 面付けソフトウェアをインストールしたコンピュータに、PPD ファイルをコピーします。
- 面付けソフトウェアがあるコンピュータで、Prinergy プライマリ サーバーの PPD フォルダをマウントします。
- Prinergy PPD フォルダの PPD および PPX ファイルを面付けソフトウェアの PPD フォルダにコピーします。
- Prinergy Administrator で、GDAPI JTP(タイプが Print Console または Expose の出力 JTP)を追加します。[Host server(Host サーバー)]では、デバイスに SCSI またはイーサネット ケーブルで物理的に接続されているレンダー ステーション上の JTP を使用します。JTP にわかりやすい名前を付けます(
Trendsetter3
など)。 - 以下の手順で、Print Console または Xpo で使用する最終出力プロセス テンプレートを設定します。
- Workshop の[Tools(ツール)]メニューから、[Process Template Editor(プロセス テンプレート エディタ)]を選択します。
- プロセス テンプレート エディタで、編集する最終出力プロセス テンプレートをダブルクリックするか、新しい最終出力プロセス テンプレートを作成します。
- [Output To(出力先)]リスト ボックスで、[Output JTP(出力 JTP)]ダイアログ ボックスで作成した GDAPI Print Console JTP の名前を選択します(手順 5 を参照)。
- プロセス テンプレートの[Layout(レイアウト)]セクションの[Name(名前)]リストから、固定のメディア サイズ(プリント コンソールで設定)を選択します(手順 1 を参照)。
- Preps からの面付けが印刷用紙サイズに面付けされる場合は、[Center along width(幅方向の中央)]と[Shift along height(高さ方向の中央)]を選択し、その印刷機のプレートから印刷用紙の端までの長さを入力します。
- Preps からの面付けがプレート サイズに面付けされる場合は、特に行う操作はありません。
- ColorFlow カラー リレーションシップ マネジメントを使用している場合は、プロセス テンプレートの[ColorFlow Color Relationship Management(ColorFlow カラー リレーションシップ マネジメント)]セクションで、ColorFlow の正しいスナップショット、カラー設定、およびその他の適切な設定を選択します。
- プロセス テンプレートの[Render(レンダリング)]セクションの[Device Resolutions(デバイス解像度)]ボックスに、デバイス制御ソフトウェアから Prinergy に送信する際に使用できるデバイス解像度が表示されます。適切な解像度(2400x2400 dpi など)を選択します。
- プロセス テンプレートの[Calibration & Screening(キャリブレーション&スクリーニング)]セクションで、以下の手順を実行します。
- [Curve Source(カーブの参照先)]設定で、[ColorFlow Approved Snapshot(ColorFlow 承認済みスナップショット)]、[ColorFlow Current State(ColorFlow の現在の状態)]、または[Harmony]を選択します(ColorFlow カラー リレーションシップ マネジメントが使用されている場合は、これらの選択肢は使用できず、[Print Curve(プリント カーブ)]ボックスと[Plate Curve(プレート カーブ)]ボックスには[ColorFlow Value(ColorFlow 値)]が表示されます)。
- [Print Curve(プリント カーブ)]ボックスと[Plate Curve(プレート カーブ)]ボックスで、使用するキャリブレーション カーブを選択します。
- [Screen Ruling(スクリーン線数)]ボックスで、使用するスクリーン線数を選択します。
- [File(ファイル)]メニューから、[Save(保存)]を選択して、最終出力プロセス テンプレートの設定を保存します。プロセス テンプレートに一意のわかりやすい名前を付けます。
- 出力するプレート サイズごとに手順 2 ~ 6 を繰り返して、[Layout(レイアウト)]セクションの[Name(名前)]ボックスから適切なプレート サイズを選択します。
- 面付けを送信することで各出力をテストして、正しく処理されることを確認します。面付けのインポートの詳細については、『Prinergy Workshop ユーザー ガイド』を参照してください。