オプティマイズとは、Prinergy が PDF ワークフローで高解像度の画像を効果的に処理できるようにするリファインの機能です。画像は、リファイン プロセス テンプレートでの設定に応じてダウンサンプリングされ、自動的にクロップされるので、必要な解像度および画像部分のみが保存されます。
ダウンサンプリング
場合によっては、デスクトップ パブリッシング ソフトウェアで指定した連続諧調画像の解像度が、高品質のカラー ワークの場合でも必要以上に高いことがあります。解像度を高くしても画質が改善されませんが、ファイル サイズが大きくなってしまいます。ダウンサンプリングを行うと、より適切な解像度で画像を保存します。適切な設定方法は、最終出力のスクリーン線数または lpi(線数/インチ)の 2 倍の ppi(ピクセル/インチ)値にダウンサンプリングすることです。これはリファイン プロセス テンプレートのオプティマイズセクションで設定します。
画像のクロップ
ファイルに画像が含まれ、その全体を必要としない場合、ファイル サイズが必要以上に大きいと考えられます。画像をクロップして、表示画像の周囲の細い境界線を除く、表示されないすべての画像情報を削除します。これは、PostScript を PDF に変換する際のリファイン時に、自動的に実行されます。
以下の例では、入力ファイルには画像全体が保存されています。四角内の領域が表示部分です。オプティマイズすることによって、表示しないの画像部分をほとんどを削除します。(ただし、バウンディング ボックスの外の 1 ピクセルの境界は残ります。)