解像度
カラーの解像度またはグレーの解像度が次の設定より低い
PDF ファイルに、指定した値より低い解像度のカラー画像またはグレースケール画像が含まれているかどうかを判断します。解像度を変更するには、隣接するボックスに値を入力します。デフォルトは 150 dpi です。
カラーの解像度またはグレーの解像度が次の設定より高い
PDF ファイルに、指定した値より高い解像度のカラー画像またはグレースケール画像が含まれているかどうかを判断します。デフォルトは 300 dpi です。
解像度を下げるには、修正チェックボックスをオンにし、隣接するボックスに数値を入力して、以下のいずれかのオプションを選択します。
- アベレージ法によりサンプル領域のピクセルを平均化し、領域全体を指定した解像度のアベレージ ピクセル カラーに置き換えます。
- バイキュービック法により補間多項式による近似計算を使用してピクセル カラーを決定します。この方法では、通常、ダウンサンプリングの単純な平均化方法よりも良い効果が得られます。バイキュービック法は他の方法に比べて最も時間がかかりますが、スムーズな諧調が得られ、精密に再現できる方法です。
モノクロ画像の解像度が次の設定より低い
PDF ファイルに、指定した値より低い解像度の白黒画像が含まれているかどうかを判断します。解像度を変更するには、隣接するボックスに値を入力します。デフォルトは 1200 dpi です。
モノクロ画像の解像度が次の設定より高い
PDF ファイルに、指定した値より高い解像度の白黒画像が含まれているかどうかを判断します。解像度を変更するには、隣接するボックスに値を入力します。デフォルトは 2400 dpi です。
Kodak 代替画像が <list> 画像として定義済み
Kodak 代替画像が画像に定義されているかどうかを判断します。 Prinergy の[PDF ファイルの発行]機能およびベクター出力、または InSite Prepress Portal で作成した低解像度 PDF に代替画像が使用されます。
- 代替画像が定義されているかどうかを確認するには、Kodak 代替画像が<次と一致する>画像として定義済みを選択します。
- 代替画像が定義されていない場合に代替画像を追加するには、Kodak 代替画像が<次と一致しない>画像として定義済みを選択してから、修正チェック ボックスをオンにします。
画像に代替画像が指定されている
PDF プリフライトは、PDF ファイルが出力用の代替画像を含んでいるかどうかを検出します。
代替画像を使用する場合は、代替画像のいずれかが出力でのデフォルトになっているチェックボックスをオンにします。
ファイルに CEPS データが含まれている
PDF ファイルに、CEPS(CT/LW)または TIFF/IT ファイルが含まれているかどうかを判断します。
ファイルに CEPS データが含まれているチェックボックスをオンにした場合、PDF プリフライトで CT/LW データをチェックし、トラップされたりオーバープリント設定が変更されたりしないようにします。CT/LW データのトラッピングにより、リファインされた PDF にごく僅かなずれが生じるなどの影響がある場合があります。オーバープリント設定の変更により、既存のトラップが削除されるなどの予期せぬ結果が生じることがあります。
ページの内容に複数の形式が含まれる場合は、このチェックボックスをオンにします。たとえば、内容にベクター テキストと CEPS 形式画像がある場合などです。
画像の各チャンネルに 16 ビットが使用されている
PDF プリフライトは、PDF ファイルが 16 ビット/サンプルを使用する画像を含んでいるかどうかを検出します。
位置
画像が 90 度の倍数でない角度で回転している
PDF ファイルに、90 度の倍数でない角度で回転した画像が含まれているかどうかを判断します。
画像に傾きがある
PDF ファイルに、斜めに変形させた画像が含まれているかどうかを判断します。斜めの変形画像を PostScript 形式からラスター(またはビットマップ)形式に RIP する場合、多くの時間とメモリを消費します。
画像が水平方向に反転している
PDF ファイルに、ミラー画像に変換された画像が含まれているかどうかを判断します。
画像が均等にスケールされていない
PDF ファイルに、X スケーリングが Y スケーリングと異なる画像が含まれているかどうかを判断します。
X スケーリングと Y スケーリングの差を指定するには、条件チェックボックスをオンにし、隣接するボックスに数値を入力します。たとえば、条件チェックボックスをオンにし、「0.5%」と入力すると、画像の X と Y のスケールの差が 0.5% より大きい画像のみ検出されます。
圧縮
カラーまたはグレースケールの画像
1 つまたは複数の画面上のオプションを使用して、圧縮された画像が PDF ファイルに含まれているかどうかを判断します。オプションメニューで、以下のいずれかを選択します。
- JPEG 圧縮:JPEG 圧縮では画像データが削除され、画像品質が低下する場合があります。JPEG 圧縮は、ZIP 圧縮よりもファイル サイズがかなり小さくなります。
- JPEG2000 圧縮:JPEG2000 圧縮では画像データが削除され、画像品質が低下する場合があります。JPEG 圧縮は、ZIP 圧縮よりもファイル サイズがかなり小さくなります。
注: 画像が JPEG2000 圧縮で圧縮され、それを Prinergy で変更すると(画像のダウンサンプリングやカラー変換など)、Prinergy ではその画像のエンコードを JPEG2000 圧縮に戻すことができません。そのため、このチェックボックスをオンにしてこれらの画像を検出し、修正チェックボックスをオンにして、代替圧縮タイプとしてZIP(推奨)またはJPEGを選択することをお勧めします。
- ZIP 圧縮:ZIP 圧縮は、スクリーンショットやシンプルな画像など、単色や繰り返しパターンを広範囲に使用する場合に有効です。
- LZW 圧縮:LZW 圧縮は、GIF ファイルや TIFF ファイルで使用されます。テキスト ファイルの圧縮にも適しています。
- RLE 圧縮:RLE(ランレングス)圧縮では、ファイル サイズの縮小によるデータの損失がないため、画像品質は変わりません。ホワイトやブラックのベタの領域が大きい画像では、特に効果があります。
- 圧縮なし
カラーまたはグレースケール画像で別の圧縮方法を使用するには、修正チェックボックスをオンにし、JPEGまたはZIPを選択します。JPEGを選択する場合、隣接する一覧から品質のレベルを選択します。
モノクロ画像
PDF ファイルに、画面上のオプションから以下の 1 つまたは複数の方法を使用して圧縮された白黒画像が含まれているかどうかを判断します。オプションメニューで、以下のいずれかを選択します。
- JBIG 圧縮:2 層画像の JBIG2 圧縮は、1 ビットのみ使用して、各ピクセルのカラー値を表します。JBIG 圧縮では、ファイル サイズの縮小でデータを削除することはないため、画像品質には影響しません。
- CCITT 圧縮:CCITT 圧縮は、ペイント プログラムで作成された白黒画像や、1 ビットの画像深度でスキャンされた画像に適しています。ファイル サイズの縮小でデータを削除することはないため、画像品質には影響しません。
- ZIP 圧縮
- LZW 圧縮
- RLE 圧縮
- 圧縮なし
白黒画像で別の圧縮方法を使用するには、修正チェックボックスをオンにし、CCITT G4、ZIP、またはRLEを選択します。CCITT G4 は汎用的に使用されている圧縮方式で、ほとんどのタイプの白黒画像に最適な圧縮を行えます。
JPEG 圧縮率
PDF ファイルで、圧縮率が高いために品質の劣化した可能性のある JPEG 画像を検出します。PDF プリフライトでは、指定した値より圧縮率の高い画像を探します。デフォルト値は 4 です。