PDF プリフライトを使用して、リファイン プロセス時に PDF ページをチェックすることにより、発行またはプリプレス ワークフローで処理に影響を与える可能性のある問題を検出します。
Prinergy では、次の 2 つのタイプのプリフライト方法がサポートされています。
- Preflight+:Callas プリフライト アーキテクチャで構築された Preflight+ は、元の入力ファイルとノーマライズされたファイルのプリフライトを可能にするシステムです。また、ファイルの分析のみを行うのか、またはファイルの修正も行うのかを決定して、PDF、XML、またはテキスト ファイルでレポートを生成することもできます。 Preflight+ は、最新の Ghent PDF Workgroup 製品といった最上位の業界標準プロファイルに準拠しています。
- アドバンス プリフライト:2008 Ghent PDF Workgroup PDF/X-Plus 仕様のすべてに準拠しています。
プリフライト プロファイル
PDF プリフライトではプロファイルを使用して、PDF ファイルがさまざまな条件に合っているかどうかを比較します。 各プロファイルは、リファイン プロセス時にチェックされる一連の設定で構成されています。
Preflight+ を使用するには、Prinergy に付属している Preflight+ プロファイルを使用します。 Preflight+ プロファイル マネージャーでは、これらの Preflight+ プロファイルを変更して新しいプロファイルを作成できます。これには、[ツール]メニュー から
アクセスできます。 Preflight+ プロファイルの表示方法と変更方法、および新しい Preflight+ プロファイルの作成方法については、「Preflight+ プロファイルの管理」のトピックを参照してください。
注意:Adobe Acrobat Professional およびスタンドアロンの callas pdfToolbox のプリフライト プロファイルも使用できます。ただし、エンジンの互換性の理由により、公式にはサポートされていません(リリース ノートを参照してください)。 エクスポートしたこれらのプロファイルは、お使いの Prinergy プライマリ サーバーに手動で追加する必要があります。 プロファイルを手動で追加するには、アプリケーションからプロファイルをエクスポートし、お使いの Prinergy プライマリ サーバーの \\<servername>\araxihome\CreoAraxi\Preflight\PreflightPlusProfiles\Customized profiles
にそれらをコピーします。<servername>
は、お使いの Prinergy プライマリ サーバーの名前で置き換えてください。
アドバンス プリフライトを使用するには、PDF ページをプリフライトする前に、プリフライト プロファイル マネージャー(ツールメニューからアクセス可能)を使用してプリフライト プロファイルを追加する必要があります。
次のアドバンス プリフライト プロファイルは、市場区分に応じた GWG 仕様に準拠して作成されました。
市場区分に対応したプリフライト プロファイル | |
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新聞広告 | SheetCMYK |
雑誌広告 | SheetSpot High Resolution |
パッケージ デザイン(高解像度) | SheetSpot Low Resolution |
パッケージ デザイン(低解像度) | WebCMYK News |
オフセット パッケージ | WebSpot News |
グラビア パッケージ | WebCMYK High Resolution |
フレキソ パッケージ | WebSpot High Resolution |
プリフライト レポートの表示
ジョブをプリフライトした後に、発行やプリプレス ワークフローの処理に影響を与える可能性のある、ページ内の問題のレポートを表示できます(「PDF Preflight+ レポートの表示」および「PDF アドバンス プリフライト レポートの表示」を参照)。 レポートには、条件と比較した結果が記載されます。
PDF ファイルの PDF プリフライト レポートが作成されたかどうかを確認するには、[ジョブ マネージャー]の[プリフライト レポート]列を表示する必要があります。 これはアドバンス プリフライトにのみ適用可能です。