リファイン プロセス テンプレートの[オプティマイズ]セクションは、Prinergy における入力ファイル内の高解像度の画像のオプティマイズ方法を定義します。
このセクションは必須であり、無効化できません。
注意:PDF プリフライトを使用する場合は、プリフライト プロファイルによって各オプションが指定されるので、[オプティマイズ]セクションは使用できません。
JTP
JTP(Job Ticket Processor)を選択して、オプティマイズに使用します。
注意:Prinergy Administrator を使用して JTP を設定します。
編集用の PDF を作成
リファイン プロセスの一部として、編集用の PDF ファイルを準備することができます。Illustrator で開くためではなく、編集用に PDF を準備する場合にのみ、このチェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオンにせず、ジョブ マネージャーで[PDF の編集] > [PDF を開いて編集]を選択する場合は、開いて編集する前に、Prinergy で最初に PDF ファイルを準備する必要があります。
カラー画像
リサンプル
カラー画像のダウンサンプリングを行います。このオプションをオンにすると、一覧で選択した方法を使用して、カラー画像が[設定値]ボックスの値にダウンサンプリングされます。
カラー画像のダウンサンプリングを行うには、[リサンプル]チェックボックスをオンにして、以下のいずれかを選択します。
- 精度が下がっても処理が速いダウンサンプリングを実行するには、[アベレージ法]を選択します。
- 処理は遅くなっても精密なダウンサンプリングを実行するには、[バイキュービック法]を選択します。
[リサンプル]チェックボックスをオフにすると、カラー画像のダウンサンプリングは行われません。
設定値
システムで画像をダウンサンプルする解像度を指定します。
[カラー画像]領域の[設定値]ボックスは、カラー画像に適用されます。
[グレースケール画像]領域の[設定値]ボックスは、グレースケール画像に適用されます。
[設定値]ボックスに、画像をダウンサンプルする際の解像度を入力します。
推奨値は lpi 値の 2 倍です。たとえば、200 lpi に対しては 400 lpi、150 lpi に対しては 300 lpi、85 lpi に対しては 170 lpi です。
注意:[設定値]および[次の解像度を超える場合]オプションが比率によってリンクされます。[設定値]の値を変更する場合、2 つのオプションの間の既存の比率に応じて[次の解像度を超える場合]の値が変化します。
次の解像度を超える場合
システムがダウンサンプリングする対象とする画像の最低解像度を入力します。このオプションで指定された数値以下の解像度はダウンサンプリングされません。
[カラー画像]領域の[次の解像度を超える場合]ボックスは、カラー画像に適用されます。
[グレースケール画像]の[次の解像度を超える場合]ボックスは、グレースケール画像に適用されます。
[次の解像度を超える場合]ボックスに、システムでのダウンサンプリングの対象となる画像の最低解像度を入力してください。
注意:[設定値]および[次の解像度を超える場合]オプションが比率によってリンクされます。この比率は各プロセス テンプレートに保存された実際の値で、整数として保存されます。プロセス テンプレートを開く際に、システムでは[設定値]の値から[次の解像度を超える場合]の値および 2 つのオプションの間の比率が計算されます。[次の解像度を超える場合]の値を変更する場合[設定値]の値は変わりませんが、システムで[それ以上の場合]の値が 2 つのオプションの間の比率に応じて、一番近い整数に四捨五入されます。
圧縮
選択された圧縮形式を使用してカラー画像を圧縮します。
画像の圧縮を無効にするには、[なし]を選択します。
JPEG 形式を使用して画像を圧縮するには、[JPEG(非可逆圧縮)]を選択します。
ZIP 形式を使用して画像を圧縮するには、[ZIP(可逆圧縮)]を選択します。
画質
JPEG 圧縮オプションを選択した場合にのみ使用できます。
一覧から圧縮のレベルを選択します。画質のレベルが上がると、圧縮率が下がります。
注意:[画質]設定は、リファイン用に送信される前に JPEG 圧縮されている画像には適用されません。つまり、入力ファイル内の JPEG 圧縮画像は、選択した設定に関係なく、そのまま維持されます。
グレースケール画像
リサンプル
グレースケール画像のダウンサンプリングを行います。このオプションをオンにすると、一覧で選択した方法を使用して、グレースケール画像が設定値ボックスの値にダウンサンプルされます。
グレースケール画像のダウンサンプリングを行うには、[リサンプル]チェックボックスをオンにして、以下のいずれかを選択します。
- 精度が下がっても処理が速いダウンサンプリングを実行するには、[アベレージ法]を選択します。
- 処理は遅くなっても精密なダウンサンプリングを実行するには、[バイキュービック法]を選択します。
[リサンプル]チェックボックスをオフにすると、グレースケール画像のダウンサンプリングは行われません。
設定値
システムで画像をダウンサンプルする解像度を指定します。
[カラー画像]領域の[設定値]ボックスは、カラー画像に適用されます。
[グレースケール画像]領域の[設定値]ボックスは、グレースケール画像に適用されます。
[設定値]ボックスに、画像をダウンサンプルする際の解像度を入力します。
推奨値は lpi 値の 2 倍です。たとえば、200 lpi に対しては 400 lpi、150 lpi に対しては 300 lpi、85 lpi に対しては 170 lpi です。
注意:[設定値]および[次の解像度を超える場合]オプションが比率によってリンクされます。[設定値]の値を変更する場合、2 つのオプションの間の既存の比率に応じて[次の解像度を超える場合]の値が変化します。
次の解像度を超える場合
システムがダウンサンプリングする対象とする画像の最低解像度を入力します。このオプションで指定された数値以下の解像度はダウンサンプリングされません。
[カラー画像]領域の[次の解像度を超える場合]ボックスは、カラー画像に適用されます。
[グレースケール画像]の[次の解像度を超える場合]ボックスは、グレースケール画像に適用されます。
[次の解像度を超える場合]ボックスに、システムでのダウンサンプリングの対象となる画像の最低解像度を入力してください。
注意:[設定値]および[次の解像度を超える場合]オプションが比率によってリンクされます。この比率は各プロセス テンプレートに保存された実際の値で、整数として保存されます。プロセス テンプレートを開く際に、システムでは[設定値]の値から[次の解像度を超える場合]の値および 2 つのオプションの間の比率が計算されます。[次の解像度を超える場合]の値を変更する場合[設定値]の値は変わりませんが、システムで[それ以上の場合]の値が 2 つのオプションの間の比率に応じて、一番近い整数に四捨五入されます。
圧縮
選択された圧縮形式を使用してグレースケール画像を圧縮します。
画像の圧縮を無効にするには、[なし]を選択します。
JPEG 形式を使用して画像を圧縮するには、[JPEG(非可逆圧縮)]を選択します。
ZIP 形式を使用して画像を圧縮するには、[ZIP(可逆圧縮)]を選択します。
画質
JPEG 圧縮オプションを選択した場合にのみ使用できます。
一覧から圧縮のレベルを選択します。画質のレベルが上がると、圧縮率が下がります。
注意:[画質]設定は、リファイン用に送信される前に JPEG 圧縮されている画像には適用されません。つまり、入力ファイル内の JPEG 圧縮画像は、選択した設定に関係なく、そのまま維持されます。
カラー&グレースケールの代替画像
生成
入力ファイルの画像に対し、代替する低解像度画像を生成します。Prinergy の[PDF ファイルの発行]機能およびベクター出力、または InSite Prepress Portal で作成した低解像度 PDF に代替画像が使用されます。
代替画像を有効にするには[生成]チェックボックスをオンにします。無効にするには、[生成]チェックボックスをオフにします。
:
代替画像の解像度を指定します。
Prinergy で生成する代替画像の解像度を入力します。
次の解像度を超える場合
生成チェックボックスをオンにした場合、この ppi 値を超える画像がppiボックスで設定された値にダウンサンプルされます。この値より低い解像度の画像はダウンサンプルされません。
圧縮
選択した圧縮方式を使用してカラー画像およびグレースケール画像が圧縮されます。
JPEG 形式を使用して画像を圧縮するには、[JPEG(非可逆圧縮)]を選択します。
ZIP 形式を使用して画像を圧縮するには、[ZIP(可逆圧縮)]を選択します。
カラー スペース コントロール
デジタル マスター コントロール
カラー スペース コントロール設定により、印刷しないカラー スペース(CMYK またはグレースケール以外)の入力ファイル データを検出します。
デジタル マスター コントロールオプションは、RGB を検出およびデバイス独立型を検出チェックボックスと連動します。
[デジタル マスター コントロール]でオプションを選択し、印刷しないカラー スペースのデータが検出された場合の Prinergy の動作を指定します。RGB を検出およびデバイス独立型を検出の両方またはいずれかのチェック ボックスをオンにして、Prinergy で検出するデータのタイプを指定します。
注意:リファイン プロセス テンプレートのカラー変換セクションの設定で、好ましくないカラー スペースが変換されるかどうか、またどのように変換されるかを決定します。
入力ファイル内の RGB またはデバイス独立型データを無視する場合は、[無視]を選択します。[無視]を選択すると、[RGB を検出]チェックボックスと[デバイス独立型を検出]チェックボックスは使用できなくなり、選択できません。Prinergy で RGB またはデバイス独立型データが検出されても、メッセージは表示されず、ジョブもエラーになりません。
選択したデータ タイプが入力ファイルで検出された場合に警告を表示するには、[警告]を選択します。警告メッセージおよび黄色い三角のマークが、[処理情報]ダイアログ ボックスに表示され、各チェックボックスにジョブ履歴が選択されます。PDF ページが作成されます。コンテンツの上に大きな X は表示されません。
選択したデータ タイプが入力ファイルで検出された場合にジョブをエラーにする場合は、[エラー]を選択します。エラー メッセージおよび赤い X マークが、[処理情報]ダイアログ ボックスに表示され、各チェックボックスにジョブ履歴が選択されます。PDF ページは作成されますが、ページ上に大きな黒い X マークが表示されます。
リファイン プロセス テンプレートの[ノーマライズ]セクションで同じオプションを設定できます。[ノーマライズ]セクションと[オプティマイズ]セクションのいずれか、あるいは両方で[カラー スペース コントロール]設定を有効にできます。オプティマイズセクションの設定をオンにすると、予想通りのカラー変換がリファイン時に実行されたかどうかをチェックできます。
[ノーマライズ]セクションでは RGB および CIE ベースのカラー スペースについてのみ警告する設定をお勧めします。これらは Color Matcher で変換されますが、Color Matcher は CIE ベースのカラー スペースを変換するように設定されていないため、オプティマイズ時に警告を出すためです。'
RGB を検出
このオプションを選択すると、入力ファイルの RGB データを検出します。
[デジタル マスター コントロール]での選択によって、RGB データが検出された場合の Prinergy の対応方法を指定します。
[デジタル マスター コントロール]が[無視]に設定された場合は、[RGB を検出]チェックボックスは無効になります。
デバイス独立型(ICCBased、Lab、CalGray、CalRGB)を検出
このオプションを選択すると、入力ファイルのデバイス独立型データ、たとえば L*a*b データが検出されます。
[デジタル マスター コントロール]での選択内容によって、デバイス独立型データが検出された場合の Prinergy の対応方法が決定されます。'
デジタル マスター コントロールが無視に設定された場合は、デバイス独立型を検出チェックボックスは無効になります。
色分解されたファイルのコントロール
この領域にある設定を使用して、分版された入力ファイルにグレー画像以外(ラスター データ)およびグレーのベクター データ以外があるかどうかを検出できます。
[グレー画像以外を検出]および[グレーのベクター データ以外を検出]一覧で、それぞれ以下のいずれかを選択します。
- 無視:警告を表示しない
- 警告:Prinergy がグレー以外の(指定したタイプの)データを検出したときに警告を表示する
- エラー:Prinergy がグレー以外の(指定したタイプの)データを検出したときにリファイン プロセスをエラーにする
カラー オブジェクトの検出
カラー オブジェクトを抽出する PDF ページの範囲を選択します。
[ページ全体]を選択すると、PDF ページ全体からカラー オブジェクトが抽出されます。
[メディア ボックス]を選択すると、メディア ボックスだけからカラー オブジェクトが抽出されます。
[トリミング ボックス]を選択すると、トリミング ボックスだけからカラー オブジェクトが抽出されます。
たとえば、トリミング ボックスの外側にシアンのオブジェクトがあるとします。トリミング ボックスの内側にシアンのオブジェクトがない場合にこのオプションを選択すると、ページのカラー リストにシアンは表示されず、シアン版は印刷されなくなります。
[メディア ボックス]または[トリミング ボックス]を選択すると、パフォーマンスが下がる場合があります。