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問題の発生場所と原因を明らかにするため、ルール デバッガでルール セットを開き、ルール セットの特定の実行を選択してその詳細を表示します。

  1. 表示する実行履歴が属するルール セットを開きます。

ルール セット ライブラリリストまたは有効なルール セットリストで目的のルール セットを選択し、ファイル > デバッグの順に選択するか、デバッグ をクリックします。
注: ルール デバッガは、ルール セットを開くことによってのみ起動できます。

  1. ルール セットの実行履歴ウィンドウで、詳細表示するイベントとアクションが含まれる実行を選択します。

実行のパスウィンドウには、選択した実行の最中に開始されたルール セット内の各ルールが表示されます。

  1. 次のいずれかを実行します。
    • 実行のパスウィンドウで、表示するイベントおよびアクション情報が含まれるルールを選択します。作業領域の対応するアクションには緑色の四角形が付き、強調表示されるので、アクションが発生したルール セット内の場所を正確に把握することができます。

ヒント: 実行のパスウィンドウ内の選択項目を変更するには、上矢印キーまたは下矢印キーを押します。作業領域の対応する選択項目は自動的に更新されます。

    • 作業領域で、表示する詳細が含まれるアクションをクリックします。実行のパスウィンドウでは、対応するルールが選択されています。

ヒント: ルール セットに繰り返しが含まれる場合(新しいジョブを 10 個作成する場合など)、実行のパスウィンドウには同じアクションが複数回表示されますが、繰り返し列には繰り返しのたびにそれぞれ異なる番号が表示されます。また、作業領域で、繰り返し内で複数回発生したフローをクリックすると、メニューが表示され、特定の繰り返しを選択するよう求められます。いずれの場合も、アクションの特定の繰り返しを選択し、その特定の繰り返しに対するプロパティと値を表示します。アクションの特定の繰り返しを選択すると、実行のパスウィンドウでは濃い青色で強調表示され、そのアクションの他の繰り返しはすべて薄い青色で強調表示されます。実行のパスウィンドウの選択項目を、その後の繰り返しに変更するには Ctrl キーを押しながら下矢印キーを押し、その前の繰り返しに変更するには Ctrl キーを押しながら上矢印キーを押します。(繰り返しを右クリックし、前の実行へジャンプまたは次の実行へジャンプを選択することもできます。)
ルール デバッガ下部のイベントタブおよびアクションタブには、選択したインスタンスに関する情報がアクションおよびこれをトリガしたイベントとして表示され、選択したインスタンスに対して値を取得後のデータがイベントとアクションのペアとして表示されます。たとえば入力ファイルのリファインアクションの場合、入力ファイル > 名前プロパティには、実行ごとに異なる値(異なる入力ファイル名)が保持されています。アクションタブの情報は、選択したアクションの情報です。イベントタブの情報は、そのアクションをトリガしたイベント(ルートのイベントまたは前のアクションから派生したイベント)の情報です。

  1. アクションのこのインスタンスを分析するには、アクションが値を取得した後のデータを確認します。

たとえば、アクションが正常に完了しなかった理由を明らかにするため、ルール セットで最後に開始されたアクションを選択してその値を表示することもできます。
ルール デバッガでは、アクションが正常に完了しなかった理由は示されません。ルール デバッガから報告されるのは、ルール セットを実行したことによって発生したアクションと、各アクションのプロパティに割り当てられた値の情報です。問題の原因を明らかにするには、その値を分析する必要があります。
たとえば、面付けのインポートアクションのある特定の実行が失敗したとします。その実行については、このアクションの面付けファイル > パス名プロパティに「値を取得後のデータ」が保持され特定の .pjtf ファイルが示されているので、そのパスの場所にファイルが存在すること、ファイル自体に問題がないことなどを確認します。

  1. 問題の原因を特定できたらルール セットを開いて修正します。問題の原因を特定できない場合は、コダックのサービス担当者にルール セットの実行履歴のエクスポートを送り、診断を依頼してください。
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