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すべてのルール セットはアクションを起動するイベントから開始され、ルール セット内の各アクションの結果、イベントが発生します。

RBA には以下の 2 種類のイベントがあります。

  • トリガ イベント:ルール セットを開始する、Prinergy または他のソフトウェア内のイベントです。すべてのルール セットはトリガ イベントから開始されます。トリガ イベントは、ルート イベントと呼ばれることもあります。
  • 結果のイベント:RBA アクションの結果として発生するイベントです。たとえば、成功エラーイベントなどがあります。結果のイベントは、生成イベントと呼ばれることもあります。


トリガ イベント

ルール ビルダでは、トリガ イベントはイベントタブの以下のグループに表示されます。

  • Prinergy イベント:Prinergy で実行された処理の結果として発生します。ルールを開始するための最も一般的な方法となるイベントです。
    たとえば、入力ファイルがジョブに追加されると、入力ファイル - 追加イベントが発生します。同様に、ジョブがアーカイブされると、アーカイブ - エラーイベントまたはアーカイブ - OKイベントが発生します。
    イベントがどのように発生したかは区別されません。入力ファイル - 追加イベントは、入力ファイルをオペレータが追加するか、ホット フォルダが追加するか、または RBA アクションが追加すると、発生します。

    ルール ビルダでは、Prinergy イベントは以下の基準で分類されています。
    • ほとんどのイベントは、処理するエレメントごとに分類されています。たとえば、ページの承認、割り当て、および削除が行われたときに発生するイベントは、ページ イベントグループにまとめられます。
    • プロセス テンプレートの使用によって発生するイベントは、特にプロセス完了イベントグループに分類されます。プロセスは成功する場合とエラー終了する場合があるため、通常、プロセスごとに 2 つ以上のイベントがあります。たとえば、面付け出力プロセス テンプレートで面付けが生成されると、面付け出力 - エラーイベント、面付け出力 - OKイベント、または面付け出力 - 警告イベントが発生します。
       
  • 対象イベント:Prinergy の処理以外で発生します。たとえば以下のようなイベントがあります。

    • ジョブ ホット フォルダ ドロップイベントは、ファイルがホット フォルダに追加されたときに発生します。このイベントは、ワークフロー全体を開始する場合に便利な方法です。
    • 手動トリガイベントは、Workshop でオペレータが手動でルール セットを起動したときに発生します。たとえば、オペレータが[プロセス テンプレート]ウィンドウ枠内でルール セットに入力ファイルをドラッグした場合などです。こうしたイベントは、ルール セットをテストする場合、またはワークフロー テンプレートを置き換えるときに役立ちます。
    • リモート トリガイベントは、外部のソフトウェアでプログラムraiseevent.exeが実行されたときに発生します。たとえば、Prinergy に直接接続されていない経営情報システム(MIS)で、MIS のイベントまたは条件に基づいて Prinergy のアクションを起動できます。
    • Digital Submitイベントは、Prinergy Digital Print 機能の Digital Submit ウィンドウに一覧表示されている RBA ルール セットに、オペレータがファイルをドロップしたときに発生します。
    • 例外イベントは、現在のルールセットで、ソフトウェアの予期しないエラーが生じたときに発生します。例外エラーは、リファインなどのプロセスが正常に完了しない場合に発生するアクション エラーとは異なります。


結果のイベント

結果のイベントは、アクションの右側にアイコンで示されます。

たとえば、出力を行うと成功イベントまたはエラー イベントが生成されます。

 

 

2 つのアクションをリンクする場合、実際は最初のアクションの結果のイベントに 2 番目のアクションをリンクすることになります。結果のイベントを使用して、一連のアクションをルール チェーンでリンクすることができます。たとえば、入力ファイルのリファインアクション後、ページの承認を設定アクションを 完了イベントに、またE-メールアクションを エラーイベントに、それぞれリンクすることができます。

アクションで使用できる結果のイベントは、アクションのタイプと、発生が考えられるエラー、警告、または例外に応じて異なります。最も一般的な次の 3 つのイベントは、アクションのエラー ステータスに基づきます。

  • 成功(アクションが成功した場合に結果のイベントが発生)
  • 警告(アクションで警告が発生して終了した場合に、結果のイベントが発生)
  • エラーエラー(アクションでエラーが発生した場合や、アクションが失敗した場合に、結果のイベントが発生)

複数のステータスを組み合わせたイベントを使用する方が便利な場合もあります。たとえば、エラー ステータスに関係なく、何らかのイベントが発生したときに E メール メッセージを送信することもできます。このような設定が必要なアクションでは、成功警告エラーの他に、次の 3 つのイベントを 1 つ以上使用します。

  • 成功 + 警告(アクションが成功するか、または警告が発生して終了した場合に、結果のイベントが発生)
  • 警告 + エラー(警告が発生してアクションが終了するか、またはエラーが発生して終了した場合に、結果のイベントが発生)
  • 完了(エラー ステータスに関係なく、アクションが完了した場合に結果のイベントが発生)

Prinergy のリファインおよび出力アクションでは、これらの追加イベントが頻繁に使用されます。

さらに、ソフトウェアのエラーを報告するため、 例外イベントが使用されます。このイベントはすべてのアクションで使用できますが、通常は非表示にされています。アクションでこのイベントを表示するには、アクションを右クリックして例外を表示を選択します。たとえば、E-メールアクションを例外イベントにリンクして、システム管理者がソフトウェアのエラーに関する通知を受け取るようにすることができます。
1 つのアクションに 4 つ以上の結果のイベントがある場合、そのアクションには最初の 2 つのイベントと アイコンが表示されます。表示されていない結果のイベントにアクションをリンクするには、目的のアクションを アイコンにドラッグします。結果のイベントのリストが表示されたら、目的のイベントを選択します。


イベント プロパティ

すべてのイベントには、発生した日時など、そのイベントの詳細を説明するプロパティがあります。
イベント プロパティは、イベントが発生したときに RBA によって設定されます。
イベント プロパティは、通常、アクション パラメータの設定に使用されます。たとえば、E-メールアクションの件名パラメータと本文パラメータには、ジョブ名や顧客名など、さまざまなイベント プロパティを含めることができます。

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