Precheck ツールを使用して、競合と適切なディスク領域を確認します。
Prinergy Preinstallation Check(Precheck)ソフトウェアを実行すると、サーバーをアップグレードする前に解決すべき潜在的な競合が警告されます。アップグレード可能な Prinergy の正しいバージョンが入っているか、過去 24 時間以内に Oracle データベースがバックアップされているか、アップグレードに必要なディスク空き領域があるかなどのシステム チェックをはじめとする数多くの内部チェックが実行されます。事前チェック ツールでは、ライセンスの自動更新および取得のために、コダックのライセンス サーバーへの接続もチェックされます。
注意:
- Prinergy Workflow 10.0 インストーラには Precheck ツールが含まれていますが、ユーザーの便宜を図るため、スタンドアロン バージョンも引き続き提供されています。このアップグレードでは Oracle 19 への移行も行われるので、アップグレード プロセスで、さらにディスク空き容量が必要になることがあります。アップグレードの完了のために十分なディスク空き容量があることを確認するため、アップグレード プロセスを開始する前に必ず Precheck を実行してください。
- Hot Standby システムでは、Precheck ツールによる
J
ドライブのディスク領域チェックは実行されません。そのため、Hot Standby システムのJ
ドライブの空き領域が、プライマリ サーバーのJ
ドライブの空き領域以上であることをユーザーが確認する必要があります。 - Prinergy が InSite Prepress Portal(IPP)と統合されている場合、Precheck ツールの実行時に IPP バージョン 9.1.x 以前を検出することはできません。これは、セキュリティ上の理由から Prinergy で SMB1 が無効になっているためです。Prinergy 9.5 との互換性を確保するために、実行中の IPP のバージョンを手動でチェックして、そのバージョンが 9.0.1 以降であることを確認するよう、Precheck ツールから警告されます。
インストール前のチェックは Prinergy ソフトウェアをシャットダウンしなくても実行できます。
Updates
フォルダで、PreCheck.exe
ファイルをダブルクリックします。- アップグレードに進む前に、見つかった問題をすべて解決してください。