Oracle データベースを圧縮して、データベースが使用しているディスク領域を減らします。
圧縮は、以下の要因を考慮して、年に 1 度実行されるようにスケジュールします。
- Prinergy システムを停止して、データベースを圧縮します。
- データベースのサイズが大きい場合(お客様が定期的にジョブを破棄していない場合など)、圧縮に数時間かかることがあります。かかる時間は、データベースのサイズと Prinergy プライマリ サーバーの速度に応じて異なります。
注意:データベースの圧縮に必要なディスクの空き領域は、C: ドライブと J: ドライブ両方で、データベースのサイズの 1.5 倍が目安となります。圧縮を開始すると、圧縮の完了に必要な十分な空き領域があるかどうかが示されます。
- すべてのクライアント コンピュータ上で、Prinergy Workshop クライアント ソフトウェアを終了します。
- すべてのサーバー上で、Prinergy を停止します。
- Prinergy プライマリ サーバーをシャットダウンしてから再起動して、データベースがバックアップ中でないことを確認します。
システムの再起動後、Oracle サービスの次のステータスが「実行中」に変わるまで待ちます。- OracleARAXI_12TNSListener
- OracleServicearaxi
この操作には数分かかる場合があります。サービスのステータスは、次の順で[Services(サービス)]リストを表示して確認できます。[Run(実行)]>[Services.msc]
- Prinergy Administrator を起動します。
- Prinergy Administrator で、[Tools(ツール)]メニューの[Compress Database(データベースの圧縮)]を選択します。
[Compress Database(データベースの圧縮)]メニュー項目は、Prinergy プライマリ サーバーで Prinergy が実行されていない場合にのみ使用できます。 [Compress Database(データベースの圧縮)]ダイアログ ボックスで、[Compress(圧縮)]をクリックします。
データベースの圧縮が開始されます。以下の表に、圧縮の処理中に表示される情報の説明を示します。項目
説明
To be compressed(圧縮サイズ)
圧縮されるすべてのデータベース テーブルとインデックスのサイズ(GB)。
名前
現在圧縮中の内部データベース オブジェクトの名前。
サイズ
現在圧縮中の内部データベース オブジェクトのサイズ。圧縮は、最大のデータベース オブジェクトから開始され、サイズが大きい順に処理されます。
経過時間
[Name(名前)]で指定したデータベース オブジェクトを圧縮するのに経過した時間。
ステータス
現在処理中のタスク(例:"Compressing x of y"。ここで、x は圧縮されているデータベース オブジェクトを示し、y はデータベース オブジェクトの合計数を示します。)
圧縮時間の合計
[Compress(圧縮)]が押されてから経過した時間。
[Database compression completed(データベースの圧縮が完了しました)]メッセージが表示されたら、[Compression(圧縮)]ダイアログ ボックスを閉じます。
注意:圧縮プロセスを完了前にキャンセルした場合、Prinergy でデータベースのインデックスを再構築する必要があるため、スタート アップに時間がかかります。注意:圧縮ソフトウェアが異常終了した場合は、システムを再起動してから圧縮を再開してください。圧縮プロセスは、停止した場所から再開されます。
- Prinergy を起動します。
- Prinergy Workshop クライアント ソフトウェアを起動します。
データベースの圧縮によって解放される領域は、以下の条件によって異なります。
- データベースのサイズ
- 最後の圧縮から経過した時間
- 削除された履歴項目の数履歴項目を削除する頻度を制御できます。
注意:圧縮後に初めてデータベースをバックアップする際は、通常より若干バックアップ速度が遅くなることがあります。