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ターシャリ サーバーとは

ターシャリ サーバーは、CIFS/SMB ファイル サーバーで、Prinergy ワークフロー システムのジョブとデータの保存に使用されます。Prinergy Server ソフトウェアや JTP(ジョブ チケット プロセッサ)の実行には使用されません。


ジョブ ストレージに関するコダックの推奨

ジョブ データは、Prinergy ソフトウェアを実行している、プライマリまたはセカンダリ サーバーのいずれかのサーバーに保存できます。ただし、高ボリュームの設定や、Hot Standby サーバーが設定されている環境ではお勧めできません。一般に、コダックでは、お客様に Prinergy Premium サーバーを購入し、ターシャリ サーバーとして設定できる適切なコダックの RAID ストレージを追加することをお勧めしています。Prinergy のアーカイブも使用している場合は、代わりに Archiver サーバーをセカンダリ ストレージとして設定して、アーカイブおよびパージ JTP を実行することもできます。これにより、負荷の高いプライマリ サーバーからジョブ データの I/O タスクがアンロードされます。


ターシャリ サーバーとして使用できるサードパーティ製ストレージ ソリューション

ほとんどのサードパーティ製ターシャリ サーバーは、適切に設定され、以下の要件を満たしていれば使用できます。

Windows のターシャリ サーバーの要件

  • サポートされる Windows のバージョン:2008、2008R2、2012R2
  • RAID ボリュームに作成された SMB/CIFS 共有
  • ギガビット イーサネット(最小条件)
  • ARAXI アカウント(または Prinergy が使用しているその他のアカウント) — 共有のために完全な管理者権限が必要

UNIX のターシャリ サーバーの要件

  • RAID ボリュームに作成された SMB/CIFS 共有
  • ギガビット イーサネット(最小条件)
  • ARAXI アカウント(または Prinergy が使用しているその他のアカウント) — 共有のために完全な管理者権限が必要

注意:NFS はサポートされていません。

ターシャリ サーバーは、接続されているサーバー(すべてのプライマリ サーバーとセカンダリ サーバーを含む)あたり最小 30 MB/s の帯域幅が必要です。たとえば、帯域幅が 90 MB/s であるターシャリ サーバーは、3 つ前後のサーバーで構成する Prinergy システムに十分に対応できます。
ターシャリ サーバーは、Prinergy Administrator の[File Sharing(ファイルの共有)]ダイアログ ボックスで、SMB サーバーとして構成してください。


ターシャリ サーバーでのバックアップ

コダックでは、お客様にジョブ データのバックアップのメンテナンスを定期的に行うことを強く推奨しています。ターシャリ サーバーでのソリューションはプラットフォームに依存します。また、ターシャリ サーバーでの適切なソフトウェアのテストと設定は、お客様の責任で行ってください。


すべてのソリューションにわたる制限事項

注意:コダックは、サードパーティ製品を使用した結果生じるパフォーマンスその他の問題についてのサポートは行いません。また、それらに関する責任も一切負いません。サードパーティ製品に関連する問題は、コダックのサービス契約の対象ではありません。

  • Job Replication オプションは、サードパーティ製サーバーでは使用できません。ジョブを複製する場合は、Prinergy サプライヤからサーバーを購入するか、代替ソリューションを探してください。
  • サーバーに接続されているストレージ エリア ネットワークは、接続されているサーバーのオペレーティング システムに応じて認定およびサポートされます。
  • No labels