JTP を監視して、JTP のステータスの確認、応答しないときの JTP の停止と再起動、システムでリソースの負荷を再バランス化するときの JTP の追加と削除を行います。
JTP
JTP(ジョブ チケット プロセッサ)は、ジョブ チケットを処理するための特定の手順を実行するソフトウェアです。Prinergy システムで実行可能な処理手順の種類ごとに JTP があります。各 JTP には一意の名前があります。
JTP の監視
JTP のステータスを監視し、動作しているサーバーを特定します。
JTPsの開始および停止
すべての JTP は、Prinergy の起動時に自動的に開始されます。JTP の開始時にエラーが発生した場合は、Prinergy で開始が 3 回試行された後に、失敗した JTP に関するエラー メッセージが表示されます。この場合は、手動で JTP を開始する必要があります。
同様に、JTP が応答を停止した場合は、JTP を停止して再起動できます。JTP を停止しても、サーバーから JTP は削除されません。
JTP の追加
すべての JTP は Prinergy サーバーにインストールされます。ただし、JTP がアクティブ化されるまでは Prinergy システムは JTP を使用できません。Administrator で JTP をアクティブにするには、JTP をサーバーに追加します。JTP を無効にするには、JTP を停止するか、Administrator でサーバーから JTP を削除します。
JTP をサーバーに追加する際に、JTP に一意のわかりやすい名前を付ける必要があります。アーカイブ JTP と Import/Export JTP は名前の変更ができないので、このルールは適用されません。
Administrator で追加する JTP は、プロセス テンプレートの Workshop に表示されます。一般に、プロセス テンプレートの各セクションに JTP が必要です。
JTP の分散
負荷分散を促進し、パフォーマンスを最適化するために、システムに以下の仕組みが備わっています。
- 同じサーバーまたは複数のサーバー上の JTP タイプの複数のインスタンスが、複数のジョブの同時処理を行います。
- 複数のサーバーの異なる JTP が、リソースの負荷を分散させます。
- Pooled JTP が、ジョブ チケットをプールのサーバーに自動で分散させます(1 つの JTP タイプの複数のインスタンスがある場合)。
重要:Prinergy の設定と JTP の分散は、サービス担当者によって慎重に検討されています。自分で JTP を再分散する必要はありません。既存の JTP の複数のインスタンスを再分散または追加する前に、サービス担当者に問い合わせてください。
分散できる JTP の数とタイプは、システムのライセンス契約に応じて異なります。