スマート ホット フォルダは、入力ファイルをドロップすると広範囲のプロセスを自動的に実行するグローバル ホット フォルダです。自動的に実行できるプロセスには、新しいジョブの作成や、ファイルの移動が含まれます。
スマート ホット フォルダは以下のタスクを実行できます。
- 既存のジョブに基づいてテンプレート ジョブに基づいて新規ジョブを作成し、新規ジョブを入力ファイルの名前に基づいて命名する(「図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブの作成」参照)
- 入力ファイルを以下の場所に移動する。
- 既存のジョブのホット フォルダに移動して処理する(「図解:スマート ホット フォルダを使用したファイルの処理」参照)。
- ジョブに関連した場所(
UserDefinedFolders
など) - マウントされたサーバーまたはボリューム上の任意の場所(「図解:スマート ホット フォルダを使用したファイルの移動」参照)。
- 以下のいずれかの理由で、入力ファイルの名前を(移動すると同時に)変更する(「図解:スマート ホット フォルダを使用したファイルの名前の変更」参照)。
- 命名規則に合わせるために、顧客のファイル名を変更する
- 別のスマート ホット フォルダのファイル名の形式に合わせるために、ファイル名を変更する
- 複数のジョブ ホット フォルダにファイルを移動するために、ファイル名を変更する
- 入力ファイルを任意のマウントされたボリューム上の 1 つまたは複数の場所に移動する (「図解:スマート ホット フォルダを使用したファイルの移動」参照)。
これらのいずれか、またはすべての処理を、1 つのスマート ホット フォルダ内で実行することもできます。たとえば、以下のような処理を実行するスマート ホット フォルダを作成することができます。
- 入力ファイル名に基づいてジョブを作成し、新規ジョブのホット フォルダ内ですぐにファイルの処理を行う(「図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブの作成およびファイルの処理」参照)
- 入力ファイル名に基づいてジョブを作成し、ファイルを処理し、別の場所に移動する(「図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブの作成、およびファイルの処理と移動」参照)
- 入力ファイル名に基づいてジョブを作成し、ファイルを処理し、ファイルの名前を変更して別の場所に移動する(「図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブとプロセスの作成、移動、およびファイル名の変更」参照)
詳細については、ホット フォルダ タイプのオプションに関するトピックを参照してください。
スマート ホット フォルダはジョブに依存しないため、いずれのジョブにも使用できます。
サポートされるファイル形式
スマート ホット フォルダでは、次の形式の入力ファイルを受け取って処理できます。
- 入力ファイル(
.ps
、.pdf
、.eps
、.tif
など) - Prinergy でエクスポートされた、追加分でないファイル(
.zip
) - 面付けプラン(Preps 4.2.3 以降の
.pjtf
および.jdf
)およびマーク ファイル(.ps
および.pdf
) - Preps の
.job
ファイル - JDF-MIS 面付け情報
注: Preps の以前のバージョンで作成した面付けをインポートすることもできますが、編集できるのは Preps 7 のみです。 Prinergy サーバー上の Preps DLL(Preps ジョブや JDF などを面付けに変換するために使用)は、Preps 7 モードでのみ機能します。 つまり、Preps 5 クライアントを使用しているサイトで Prinergy の面付けを編集するには、これらのクライアントを Preps 7 に移行する必要があります。 Preps 5 またはそれ以前のバージョンに対するテストおよびサポートは行っておりません。
Preps 5 テンプレートを Preps 7 スタンドアロン ソフトウェアで開いて保存することにより、テンプレートを移行できます。 Preps 7 で Preps 5 テンプレートを開くと、Preps 7 ソフトウェアと DLL によってテンプレートが変換されます。 Preps 6 と Preps 7 では共通のテンプレート形式が使用されているため、Preps 6 のテンプレートを変換する必要はありません。
スマート ホット フォルダの機能
スマート ホット フォルダは、入力ファイル名を、スマート ホット フォルダに設定された名前パターンに合わせて変更します。スマート ホット フォルダの名前パターンに関するトピックを参照してください。
スマート ホット フォルダがどのように機能するかについては、スマート ホット フォルダに関するケース スタディを参照してください。
注: スマート ホット フォルダは、ジョブ固有のホット フォルダとは異なります。 ジョブ固有のホット フォルダについての詳細は、ホット フォルダに関するトピックを参照してください。
- 例:無効な名前パターン
- [ホット フォルダのタイプ]オプションについて
- 例:有効な名前パターン
- スマート ホット フォルダの名前パターンについて
- ケース スタディ:スマート ホット フォルダ
- 図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブとプロセスの作成、移動、およびファイル名の変更
- 図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブの作成およびファイルの処理
- 図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブの作成、およびファイルの処理と移動
- 図解:スマート ホット フォルダを使用したジョブの作成
- 図解:スマート ホット フォルダを使用したファイルの移動
- 図解:スマート ホット フォルダを使用したファイルの処理
- 図解:スマート ホット フォルダを使用したファイルの名前の変更
- スマート ホット フォルダの操作
- [スマート ホット フォルダ マネージャー]ダイアログ ボックス
- スマート ホット フォルダの設定
- [スマート ホット フォルダの追加/編集]ダイアログ ボックスの操作
- Add/Edit Smart Hot Folder dialog box
- [出力先グループの選択]ダイアログ ボックス
- スマート ホット フォルダの動作内容の確認