Page tree

Kodak Distiller Assistant を使用すると、コンポジット PDF 1.3 または PostScript 3 のワークフローで使用する PDF を Acrobat Distiller で作成する場合に、スポット カラーを使用できる印刷向けの高品質 PDF ファイルを作成できます。

Kodak Distiller Assistant には、PostScript スタートアップ ファイルを使用する追加機能があり、Prinergy ノーマライズ機能から使用できます。これらの機能は Prinergy ノーマライズ機能と Acrobat Distiller のどちらから導入しても効果は同じで、一貫した出力結果を得ることができます。Kodak Distiller Assistant では、以下の機能を含む PostScript 3 の機能を幅広く使用することができます。

  • イディオム認識は、既存の PostScript レガシー コードを認識し、オプティマイズされた PostScript コードに動的に置き換えます。
  • スムーズ シェーディングは、グラデーションまたはグラデーション メッシュを記述するグラフィカル オブジェクトです。PostScript コードは、多数の小さな四角形の重なりを記述するのではなく、グラデーションの領域と、通常のカラー スペース内でグラデーションを表す数式を記述します。したがって、RIP では拡張ハーフトーンと高度なレンダリング アルゴリズムを適用して、大きな領域でよく見られるバンディングの問題を回避できます。
  • DeviceN カラー スペースを使用すると、PostScript ファイルでプロセス カラーとスポット カラーの組み合わせを含むコンポジット カラーを記述したり、複数のスポット カラーを一緒に指定することができます。これは、スポットからスポットへのブレンド、ダブルトーンなどを記述する上で重要です。

詳細については、PostScript リファレンス マニュアル第 3 版を参照してください。

Kodak Distiller Assistant は、技術的には、Distiller ソフトウェア内の StartUp フォルダ内に格納されている PostScript "helper" ファイルのグループで構成されているファイルです。これらのファイルは、Prinergy Connect と Prinergy Evo の両方でアクティブになり、PostScript および EPS ファイルが入力時に作成されるたびに呼び出されます。

  • No labels