Page tree

リファイン プロセス テンプレートのトラップセクションは、Prinergy による入力ファイルのトラッピング処理方法を決定します。

JTP

Prinergy でトラッピングに使用する JTP(ジョブ チケット プロセッサ)を指定します。

注: Prinergy Administrator を使用して JTP を設定します。

トラップ設定

トラップしたページを再トラップ

Prinergy で既にトラッピングされているページをシステムで再トラッピングします。前工程で使用したソフトウェアで作成されたトラップは削除されません。

トラップ タイムアウト

リファイン プロセス中のトラッピング処理時間に制限を設定することで、ジョブにかかる処理時間を管理します。作業の進行スケジュールによってファイルのトラッピングに費やせる時間が限られている場合は、その時間制限を超過するファイルを Acrobat のPrinergy PDF Trap Editor プラグインで確認するか、他のジョブが待機していないときにトラップできます。


トラップ タイムアウトのデフォルトは 0 秒で、トラップ処理に制限時間は設定されていません。トラップ タイムアウトに「0」以外の数値を設定することにより、通常は、作業工程のスケジュールと複雑なファイルをトラップする状況に対応することができます。

注: このオプションは、JTPボックスで Trapper JTP が選択されている場合にのみ使用できます。

タイリング パターンをトラップ

タイリング パターン内のすべての内部オブジェクトをトラップします。タイリング パターンのトラップは、著しく複雑になってトラップの速度が低下することがあるため、このオプションをオフにすることができます。タイリング パターンをトラップチェックボックスのデフォルトはオンです。残りのファイルもトラップされます。


注: このオプションは、JTPボックスで Trapper JTP が選択されている場合にのみ使用できます。

サイズ

幅/長さ

トラップの幅および長さを指定します。

幅と長さの値を入力して、単位を選択します。

線分割

オブジェクトへストローク幅を拡張するトラップ サイズを指定します。

最大 <x> % まで拡張する指定のトラップ幅では、その半分を内側にトラップします。

その結果、システムではストロークの中心にある、トラップ カラーとは異なる 3 番目の色が回避されます。

範囲:0% ~ 10,000.0%

例:

デフォルトの線分割

=

200.0%

ストローク幅

=

0.4 pt

トラップ幅

=

0.25 pt

結果

=

幅 0.2 ポイントで内側にトラップ

この場合、「トラップ幅×線分割の値」が、「ストローク幅÷2 つの内側へのトラップ」より大きいため(0.25 x 2)>(0.4/2)、内側へのトラップは半分の幅、つまり 0.2 pt に減らされます。

線分割が 200.0% 以上で、トラップ幅がストローク幅の半分の値より大きい場合、トラップ幅はストローク幅の半分になります。

線分割が 0.0% の場合、機能は無効になり、トラップ幅は変更されません。ストロークへのトラッピングは、他のすべてのオブジェクトへのトラッピングと同様です。

ジオメトリ

線の結合

トラップする 2 つのオブジェクトが重なる位置のコーナー、つまり線が結合する部分の形状を指定します。以下の形状のうち 1 つを選択できます。

    • ベベル
    • ラウンド
    • マイター

マイター制限

マイター トラップを斜角形状にまで縮めるかを決定します。線の結合オプションのマイターを選択した場合に使用可能です。

範囲:100% ~ 10,000%

デフォルト:500.0%

3 色結合

3 つ以上のオブジェクトが結合する部分のトラップの形状を指定します。以下の形のうち 1 つを選択できます。

    • マイター コーナー
    • オブジェクトの形状でチョーク

トラップのトリミング

小さいオブジェクトに対するトラップのサイズおよび形状を縮小します。

通常のトラップが白のノックアウト テキストなど、他のオブジェクトに近すぎる場合は、トラップが適用されたオブジェクトの中心に向かってトラップ部分をトリミングします。この結果、オブジェクトの形状に合わせてトラップ幅が柔軟に適用されます。

トラップのトリミングボックスで自動を選択すると、ジョブで作成されたトラップを再チェックし、必要に応じてトラップが減らされます。

注: このオプションは、Advanced Trappingオプションでのみ使用できます。

カットバック

カットバックの作成

ページのホワイト領域に境界を接するマルチカラー オブジェクトのトラップを作成する場合に選択します。ホワイトのエッジに沿って目に見える見当ミスの問題が生じることを防ぎ、ノックアウト(反転)テキストが塗りつぶされないようにします。

プライマリの網パーセントが次を超える場合にカットバックを作成

カットバックが作成される位置のプライマリ網パーセントの最小値を指定します。

プライマリ インキのニュートラル濃度が次を超える場合にカットバックを作成

カットバックが作成される位置のプライマリ インキ ニュートラル濃度の最小値を指定します。

トラップ全体に対するカットバックの割合

トラップ全体に対してカットバックが占める相対的な幅を指定します。

画像

トラップ

画像からオブジェクトへ、および画像から画像へ、トラップを行うかどうかを指定します。

オブジェクトチェックボックスを選択すると、画像をオブジェクトにトラップします。この機能を無効にするにはチェックボックスをオフにします。この機能を使用して、ベクター画像をラスター データにトラップするなど、画像を他のオブジェクトにトラップできます。ベクター オブジェクトのまわりの小さい画像領域がサンプルされ、トラップ オブジェクトの平均カラー値が決定されます。

以下のオプションと切り替える、または同時に選択することもできます。

画像チェックボックスを選択すると、画像に対する画像のトラップを行います。この機能を無効にするにはチェックボックスをオフにします。

方向

画像とオブジェクト間、または 2 つの画像間、もしくはその両方のトラップの配置を制御します。オプションは以下のとおりです。

自動

淡い色から濃い色へトラップする一般的なルールに基づいて最適な方向を決定します。

センター

濃淡に関係なく、トラップでは、トラップが必要な 2 つのアイテムの間にボーダーが作成されます。

画像へ

オブジェクトが画像にスプレッドされ、画像とオブジェクトの間にトラップが作成されます。

オブジェクトへ

画像がオブジェクトにスプレッドされ、画像とオブジェクトの間にトラップが作成されます。

ビットマップ

複雑なビットマップまたはマスク画像をトラップする方法を制御します。オプションは以下のとおりです。

すべてのビットマップをトラップ

ビットマップの複雑さに関わらず、ベクター トラップが含まれるすべてのカラー ビットマップおよびマスク画像がトラップされます。カラーのビットマップ画像が含まれるページのトラップでは、トラップとして使用するベクターを作成するために、トラッパーが白以外のすべてのピクセルのアウトラインをトレースする必要があるため、処理に何時間もかかる場合があります。

複雑なビットマップを無視

複雑なビットマップを除く、カラー ビットマップ画像が変換およびトラップされます。ビットマップのベクター アウトラインの作成にかかると予測される時間によって、複雑さが決定されます。

すべてのビットマップを無視

ビットマップ画像はトラップされません。すべてのビットマップとマスク画像が複雑なビットマップとしてタグ付けされます。

複雑なビットマップとしてトラップされたビットマップは、Prinergy PDF Trap Editor プラグインを使用して、手動でトラップできます。

トラッピングの際、コピードット画像は無視されます。

トラップの解像度

トラップ領域の画像データをリサンプルして解像度を低くし、ファイル サイズを小さくします。

範囲:10 ~ 10,000 dpi

推奨設定:100 dpi

トラップ

Prinergy では、ファイルが以下の条件のすべてを満たす場合にトラップを作成できます。

  • 2 つの色版の低い値に相対的な相違は、反対の方向に相対ステップ制限ボックスの値を超える。
  • すべての色版の共通ニュートラル濃度の合計が、共通濃度制限ボックスの値より低い。
  • 2 つのオブジェクト間のカラーのパーセント指定の絶対的な差異がステップ制限の絶対最小値以上である。

ステップ制限

カラー指定(インキ)の量の相対的な差異(% で表示)に基づいて隣接のカラー(オブジェクト)の間でトラップが生成されるかどうかを決定します。2 つのオブジェクトの間のカラー指定の量の相対的な差異が指定された相対ステップ制限以下である場合、トラップは生成されません。

カラー設定セクションで、特定のカラーに対するこの設定を上書きできます。

設定値を「100」にするとトラッピングされません。

範囲:1% ~ 100%

デフォルト:25.0%

ステップ制限の絶対最小値

2 つのオブジェクトの間のカラー指定の量の絶対的な差異が、絶対ステップ制限より小さい場合は、隣接するカラー(オブジェクト)間でトラップが生成されないことを決定します。
この制限は、非常に明るいカラーまたは非常に小さいカラー ステップのカラーがブレンドで見つかったときに、それらの間でトラップしないようにするためのものです。トラップするには、カラー濃度のパーセントの差異が、ステップ制限の絶対最小値と相対ステップ制限に設定されている値の組み合わせよりも大きくなければなりません。

範囲:1% ~ 100%

デフォルト:5.0%

共通濃度制限

共通のカラーがある隣接オブジェクト間でトラップが生成されるかどうかを決定します。2 つのオブジェクトに十分な共通カラーがある場合、トラップは必要ありません。

ステップ制限の値に基づいてカラーがトラップされる場合、共有のカラーのニュートラル濃度が計算され、共通濃度制限の値と比較されます。共有のニュートラル濃度の値が制限より大きい場合はトラップされません。

「3.294」という設定値は、CMYK インキがそれぞれ 100% のときの合計とおよそ同等です。「3.294」以上の値を入力すると、トラップは常に作成されます。

範囲:0.001 ~ 10.0

デフォルト:0.5

センターライン トラップ制限

ニュートラル濃度が近いオブジェクト間にセンターライン トラップを作成するかどうかを指定します。淡い色のニュートラル濃度が、濃い色のニュートラル濃度にセンターライントラップ制限の値を掛けた値より高い場合、この隣接する 2 つのニュートラル濃度を比較してセンターライン トラップが作成されます。

注: ブラックまたは不透明インキの間にセンターライン トラップを追加することはできません。

値を「0」に設定すると、ほとんどすべてにセンターライン トラップが設定されます。値を「100」に設定すると、隣接するオブジェクトのニュートラル濃度が同じ値でない限り、センターライン トラップは設定されません。

範囲:1% ~ 100%

デフォルト:100%

トラップ カラー スケーリング

トラップ カラーの明度を上げます。

トラップ カラーをスケーリングすることにより、パステル カラーをトラップする場合など、厳密なトラッピングが必要な箇所のトラップ部分が目立たないようにします。スケーリングでは、トラップ カラーに使用するそれぞれのインキ量を減らして、トラップの鮮明度を下げます。

ニュートラル濃度を比較して淡いほうの色を基準にしたトラップのカラー値に、トラップ カラー スケーリングの値が適用されます。

設定を「0」にするとトラップは表示されません。トラップ カラーのすべての色版が、それより濃いカラーと等しくなるからです。設定を「100」にすると、トラップ カラー スケーリングがオフになります。

範囲:0 ~ 100%

デフォルト:100%

カラー設定領域のトラップ カラー スケーリングオプションにより、特定のカラーに対するこの設定が上書きされます。

注意:複数のカラーをスケーリングする必要がある場合、Trap Editor Acrobatプラグインでのみ可能です。これは、たとえばメタリックカラーの下にある複数のカラーをチョークし、メタリックカラーの形状を維持したい場合に必要になることがあります。

オーバープリントの濃度制限を無視 

ニュートラル濃度が X を上回ると、オブジェクトのオーバープリントに対してトラップが作成されなくなります。X は、0 から 10 までの 3 桁の小数値です。

値が 0 の場合はすべてのオーバープリントを無視し、値が10の場合はオーバープリントを無視しません。デフォルト値の 10 に設定すると、この機能が存在しなかった頃の過去の動作と同じになります。

Keepaway モード

不透明のホワイト トラップを、対象となるカラーの交差位置に適用します。対象となるカラーの交差位置は、異なるインキが適用される隣接オブジェクトの間です。つまり、オブジェクトが隣のオブジェクトに含まれていないインキを少なくとも 1 色含む場合です。
Keepaway トラップは、ノックアウト トラップまたはトラップとも呼ばれます。

Keepaway モードはパッケージ印刷のトラッピングで使用されます。

ブラック

これらのオプションでは、ブラックとリッチ ブラックをどのように処理するかを指定します。Prinergy のカラー エディタで、特定の色版に対してカラーをブラックとして扱うとして指定できます。このオプションは、PDF Trapper JTP によって有効になります。

ブラック幅スケーリング

ブラックのトラップ幅を、トラップ幅の値に対する割合で指定します。幅のパーセントを追加することにより、リッチ ブラックを構成するスクリーンがブラックの下からはみ出すのを防ぎます。

設定が「100%」の場合、ブラックを除き、あるオブジェクトのカラーをページの残りの部分で使用されているトラップ幅と同じ距離だけ戻します。 黒のオブジェクトへのトラップは、他のトラップと同じサイズです。

設定が 100% 以下の場合はトラップ幅が狭くなります。たとえば設定を「50%」にすると、ブラック オブジェクトが通常のトラップ幅の 50% でトラップされます。

設定が 100% 以上の場合はトラップ幅が広くなります。たとえば設定を「200%」にすると、ブラック オブジェクトが通常のトラップ幅の倍でトラップされます。

範囲:1% ~ 1,000%

デフォルト:100%

ブラック色制限

トラップ エンジンがブラックを 100% だと判断し、そのためブラックに対するトラッピング ルールが適用されるスクリーンの最小値をパーセントで指定します。
ブラックに対するトラッピング ルールには以下が含まれます。

    • ブラックとして定義されたオブジェクトへのトラップは、ブラック幅スケーリングの値により影響されます。
    • オーバープリントのブラックの塗りつぶしオブジェクトの下にカラーがあると、そのブラックはリッチ ブラックとなります。リッチ ブラックが、ベース カラーなどのオブジェクトと接する場合は、ブラックの下のカラーは内側に入り込みます。
    • 上記のルールは、ブラック オブジェクトの網パーセントがブラック色制限の値と等しいか、それ以上でなければ適用されません。

値を「0」と設定すると、ブラックのスクリーン値にかかわらず、すべてブラックとして認識されます。値を「100」と設定すると、チントが 100% のブラックのみがブラックと認識されます。

範囲:1% ~ 100%

デフォルト:95%

ブラック濃度制限

トラップ エンジンがインキを 100% だと判断し、そのためブラックに対するトラッピング ルールを適用するニュートラル濃度値を指定します。

インキの濃度をブラックより高く設定すると、ブラックがそのカラーよりも淡いカラーとして取り扱われます。ブラックがより高い濃度のカラーにスプレッドされます。正しくトラップするように、ブラックより高いメタリック インキの濃度を設定して対応する場合があります。

値を「10.0」と設定すると、どのインキもブラックとして認識されません。

範囲:0.00 ~ 10.00

デフォルト:1.6

ブラック ストロークのオーバープリント上限幅

最大 n.n ポイントまでの幅のすべてのブラック ストロークが、トラッピングされずにオーバープリントされるように設定します。このオーバープリントは、ニュートラル濃度がブラック濃度制限より高い、スポット カラーであるすべてのカラー ストロークにも適用されます。

このチェックボックスをオンにして機能を有効にし、ストローク幅を指定するか、デフォルトをそのまま使用します。この機能を無効にするには、チェックボックスをオフにします。

範囲:1 ~ 100 ポイント

注: このオプションは、JTPボックスで Trapper JTP が選択されている場合にのみ使用できます。

ブラック グラフィックスのオーバープリント

すべてのブラック ベクター グラフィックが、トラッピングされずにオーバープリントされるように設定します。このオーバープリントは、ニュートラル濃度がブラック濃度制限より高いスポット カラーであるベクター グラフィックにも適用されます。

ブラック グラフィックのオーバープリントチェックボックスを選択し、この機能を有効にします。無効にするにはチェックボックスをオフにします。

ブラック ビットマップのオーバープリント

すべてのブラック ビットマップ グラフィックが、トラッピングされずにオーバープリントされるように設定します。このオーバープリントは、ニュートラル濃度がブラック濃度制限より高いスポット カラーであるビットマップ グラフィックにも適用されます。

ブラック ビットマップのオーバープリントチェックボックスを選択し、この機能を有効にします。無効にするにはチェックボックスをオフにします。

注: このオプションは、JTPボックスで Trapper JTP が選択されている場合にのみ使用できます。

テキスト

標準のトラッピング ルールを適用すると読みづらくなるような、小さいフォント サイズのテキストに対する設定を行います。場合によって、オーバープリントするかトラップ サイズを小さくすると改善されることがあります。

ブラック テキストのオーバープリント制限

この値以下のポイント サイズのブラック テキストがオーバープリントされます。

設定を「0」にすると、すべてのテキストが他のオブジェクトと同じように処理されます。設定を「100」にすると、100 ポイント以下のサイズのすべてのテキストがトラップされずにオーバープリントされます。

本文と同じポイント サイズに設定すると、タイトルを通常通りトラップし、本文をオーバープリントすることができます。

範囲:0 ~ 1,000 pt

デフォルト:12 pt

小さいテキストのサイズ制限

どのポイント サイズのテキストのトラップがスケールされるかを決定します。スケールの割合は、小さいテキスト幅のスケーリング(%)で設定します。

注: オーバープリントするとテキストのカラーが変わってしまうため、カラーのテキストには使用できません。小さいカラー テキストには、より小さいトラップ サイズを設定することもできます。

設定を「0」にすると、テキストのトラップはスケールされません。設定を「100」にすると、100 ポイント以下のすべてのテキストのトラップがスケールされます。6 ポイント以下(デフォルト値)のテキストのトラップがスケールされると、読み取り値が大幅に向上します。

範囲:0 ~ 100 pt

デフォルト:6 pt

小さいテキスト幅のスケーリング

トラップ幅の値の割合として、小さいテキストのトラップ幅が計算されます。小さいテキストのサイズ制限の値に基づいて、スケールされたトラップがテキスト オブジェクトに適用されます。

範囲:0 ~ 1,000%

デフォルト:75%

テキストのグループ化

トラッピング時にテキスト オブジェクトをグループ化します。グループ内のすべての文字のトラップ方向とカラーが同じになります。

なし、文字、単語(デフォルト)、行の中から、グルーピング オプションを選択します。

単語や行など、文字より大きい単位でグループ化すると、トラッピングが高速になり、視覚的な結果が向上することがあります。文字でグループ化すると、文字のバックグラウンドに応じて、文字ごとにトラップ方向とカラーを変えることができるため、柔軟性が最大になります。[なし]に設定すると、ファイルの PDF への変換時に設定したテキストのグループが維持されます。

注: このオプションは、JTPボックスで Trapper JTP が選択されている場合にのみ使用できます。

カラー設定

カラー設定領域では、個々のカラーに値を入力してグローバル設定の一部を上書きできます。

インキ セット

インキ セットのカラー設定を指定します。

リストの中からインキ セットを選択します。プロセス カラーのニュートラル濃度を変更すると、インキ セットでの指定に変わります。

ニュートラル濃度

各プロセス カラーのニュートラル濃度値を指定します。

ステップ制限

カラー指定(インキ)の量の相対的な差異(% で表示)に基づいて隣接のカラー(オブジェクト)の間でトラップが生成されるかどうかを決定します。2 つのオブジェクトの間のカラー指定の量の相対的な差異が指定された相対ステップ制限以下である場合、トラップは生成されません。

設定値を「0」にすると、ステップ制限が条件として適用されなくなります。設定値を「100」にするとトラッピングされません。

範囲:0 ~ 100%

また、5 % の絶対しきい値で、非常に淡い色の間のトラップを防ぎます。ステップ制限の絶対最小値を参照してください。

トラップ カラー スケーリング

特定の色版用のトラップ カラーの明度を上げます。

トラップ カラーをスケーリングすることにより、パステル カラーをトラップする場合など、厳密なトラッピングが必要な箇所のトラップ部分が目立たないようにします。スケーリングでは、トラップ カラーに使用するそれぞれのインキ量を減らして、トラップの鮮明度を下げます。

ニュートラル濃度を比較して淡いほうの色を基準にしたトラップのカラー値に、トラップ カラー スケーリングの値が適用されます。

設定を「0」にするとトラップは表示されません。トラップ カラーのすべての色版が、それより濃いカラーと等しくなるからです。設定を「100」にすると、トラップ カラー スケーリングがオフになります。

範囲:0 ~ 100%

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