ルールを使用すると、ワークフロー内の手順を自動化することができます。
ルールを使用することにより、ジョブの作成からジョブの保存に至るまで、ワークフロー内の手順を自動化することができます。特定のトリガが発生するたびに Prinergy が自動的に従うルールを作成して有効化します。
たとえば、ジョブのすべての色版が生成された 2 週間後にそのジョブをアーカイブするルールを作成することができます。
ルールとは
Prinergy を自動化するには、Prinergy に指示を与える必要があります。RBA では、この指示をルールと呼びます。
ルールは特定の形式に従って処理されます。イベントの発生時に、アクションを実行します。
ルールは常に、Prinergy またはその他のソフトウェアで発生するトリガ イベントから開始されます。アクションは、1 本のラインを通じてトリガ イベントにリンクされます。
トリガとして起動するイベント |
| 実行するアクション |
---|---|---|
トリガ イベントはオレンジの矢で表示 |
| アクションは青の正方形で表示 |
アクションからは、さらに完了、成功、またはエラーなどの追加イベントが生成されます。
たとえば、入力ファイルが追加されると、ファイルがリファインされます。
ルールをチェーンでリンクする
ルールでは、多数のイベントとアクションを順にリンクすることができます。たとえば、Prinergy 内の最終出力イベントからジョブの自動アーカイブを起動できます。アーカイブが成功すると、以下のように成功イベントが生成され、そこからジョブが自動的にパージされます。
ルール セット
ルールは常にルール セットの一部です。ルール セットに含めるルールは、通常は 1 つですが、複数のルールを同じルール セットに含めることができます。これにより、複数のルールを 1 つのルール セットとして使用できるようになります。たとえば、特定のルールの組み合わせをある顧客のジョブで使用する場合、そのすべてのルールを 1 つのルール セットにまとめ、その顧客のジョブに適用します。ルール セットを有効化すると、セット内のすべてのルールが有効化されます。
ルールの作成
ルール ビルダ ツールを使用すると、ルールを簡単に作成できます。すべてのイベントとアクションが左のウィンドウ枠に一覧表示されます。イベントをルール ビルダの設定領域にドラッグし、次にアクションをアクションアイコンにドラッグします。ルール ビルダには、そのイベントとアクションに固有のアイコンが表示され、それらが自動的にリンクされてルールが作成されます。
ルールの有効化
作成時のルール セットは、デフォルトで無効化されています。そのため、ルール セットの作成中にアクションが予期せず自動的に開始することはありません。ルール セットを Prinergy で実行できるようにするには、これを有効化する必要があります。
フロー アクションを使用したルールの制御
RBA で前段階の結果をチェックしてから後続のルールを実行することにより、より効果的な自動化を行うことができます。こうしたチェックのことをフロー アクションといい、タイマー、条件分岐、フィルタ、分割、反復アクションなどがあります。