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経験のあるプログラマーであれば、ルール パラメータ エディタをカスタマイズするコードを記述できます。
Microsoft Visual Basic、C#、C++ など、Microsoft .NET Framework がサポートするプログラミング言語でコードを記述できる場合、これらの言語を使用してパラメータに値を割り当てることができます。
Visual Basic 言語は、RBA ソフトウェアでネイティブにサポートされています。他の言語を使用する場合は、外部でコード ライブラリを作成してから managed .dll ファイルをインポートします。
注: unmanaged .dll ファイルを使用した場合、.NET Framework は例外に関するフィードバックを RBA システムに返しません。コードに関する問題のトラブルシューティングは、すべてお客様自身で行ってください。
ルール パラメータ エディタでは実行できない操作を行う場合、コードを記述すると便利です。RBA ルール内でコードを格納するための基本構造は以下のとおりです。

  • パラメータ割り当て:ほとんどの RBA アクションはパラメータ割り当てです。カスタム コードを記述して、アクション パラメータの値の取得方法を指定することができます。コードは、ConfigureAction() という名前のサブルーチンに格納されます。
  • 条件分岐:条件分岐型のアクションでは、単純なブール型の式を使用して True/False の結果を取得します。これを使用して独自のロジックをコーディングできます。コードは、ConfigureAction() という名前のサブルーチンに格納されます。
  • フィルタ:フィルタ型のアクションでは、特定の条件セットに一致するオブジェクトのリストを作成します。これを使用して独自の選択条件をコーディングできます。コードは、ConfigureAction() という名前のサブルーチンに格納されます。
  • ユーザー定義:ユーザー定義型のアクションは、すべてのコードを単純に受け入れます。これを使用して、実行するコードの内容や、結果として生じるイベントを制御できます。コードは、Run() という名前のサブルーチンに格納されます。

ルール エンジンでは、ConfigureAction() および Run() サブルーチンに格納されているコードのみが実行されます。このコードは、ルール エンジンでサポートされるコードでラッピングされ、隠されます。独自のインポート ステートメントは追加できません。また、オブジェクト タイプを名前空間で明示的に参照する必要があります。
RBA コード内では、作成した独自のコード ライブラリを読み込むことができます。これは、複数の箇所で同じコードを再使用する場合に便利です。これによって Visual Basic 以外のプログラミング言語を使用できます。
コードの記述
パラメータ コード エディタには、コードを記述できるツールが用意されています。Microsoft Visual Studio やテキスト エディタなど他のツールのほうが使い慣れている場合は、そのツールでコードを記述してから、コピーしてパラメータ コード エディタに貼り付けることができます。
コードの削除
特定のイベントとアクションの組み合わせに含めたコードの使用をやめる場合は、イベントとアクションの間のラインを右クリックして、デフォルトにリセットを選択します。

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