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プロセス テンプレート アクションを使用する場合、プロセス テンプレート設定の一部の値を変更できます。この機能は、プロセス テンプレートの上書きと呼ばれます。

機能

特定のプロセス テンプレート アクションを処理する場合、ルール パラメータ エディタにはプロセス テンプレートの上書きというセクションが表示されます。このセクションを展開すると、制御可能なすべてのプロセス テンプレート設定が一覧表示されます。
プロセス テンプレートの上書きの機能を持つアクションには、以下が含まれます。

  • 単ページ出力の実行
  • 入力ファイルのリファイン
    注: リファイン プロセス テンプレートでは、デスティネーション プロファイルの値のみを上書きできます。
  • 面付け出力の実行


長所

同じプロセス テンプレートを複数のルール セットで使用し、異なる設定が必要な特定の項目のみをそれぞれのルールに合わせて変更できます。たとえば、特定のリファイン プロセス テンプレートをルールに設定しておき、処理を行うたびにそのプロセス テンプレートのICC プロファイル設定を上書きすることができます。
上書きすることで、各種のデバイス、Harmony カーブ、および見当加減プロファイルを処理するための複雑な条件分岐の必要性を低減することもできます。多くの状況では、ルール内で分岐またはフィルタを使用する代わりに、プロセス テンプレート設定を上書きすることができます。


制限および注意事項

プロセス テンプレートの設定によっては、重要な項目で相互に影響を及ぼす場合があります。プロセス テンプレート エディタでプロセス テンプレートの設定を調整する場合、不適切な設定や間違った設定を選択できないようになっています。プロセス テンプレート エディタでは、設定が変更されるたびに、他の設定が即座に更新されます。更新される内容には、他の設定が使用できるかどうか、および他の設定でオプションを使用できるかどうかも含まれます。
RBA でプロセス テンプレートの設定を調整する場合、RBA システムではすべてのプロセス テンプレートの、何百もの設定の複雑な相互関係を維持することはできません。エラーを回避するには、上記の特定の設定のみを変更してください。
注: こうした制限は、Microsoft Visual Basic の言語で RBA をプログラムする際には適用されません。

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