Raise Event ツールを使用して、別のコンピュータの RBA ルールを起動します。
開始するルール セットはリモート トリガルート イベント内に存在する必要があります。
- トリガを送信するリモート コンピュータ(Prinergy セカンダリ サーバーなど)で、次の手順に従って Raise Event ソフトウェア(
RaiseEvent.exe
)をインストールします。
注: リモート コンピュータが Prinergy プライマリ サーバーの場合は、この手順を省略してください。Raise Event ソフトウェアは既にインストール済みです。
- リモート コンピュータに Microsoft .NET Framework がインストール済みであることを確認します。.NET Framework がインストールされていない場合は、マイクロソフトの Web サイトからダウンロードしてインストールします。.NET Framework バージョン 2.0 をインストールします。
- ネットワーク上で Prinergy プライマリ サーバーに移動して、
C:\Program Files (x86)\Kodak\RBA\bin
フォルダを開き、RaiseEvent.exe
ファイルをリモート コンピュータにコピーします。 - リモート コンピュータの
RaiseEvent.exe
ファイルへのパスを書き留めます。
- リモート コンピュータで、Raise Event ツールを使用してトリガを送信します。ツールは以下のいずれかの方法で使用できます。
- (MIS ソフトウェアなどの)ソフトウェアを、Raise Event ツールを使用して特定の Windows コマンドを Prinergy プライマリ サーバーに送信するように設定します。
- コマンド プロンプト ウィンドウを開き、
RaiseEvent.exe
ファイルが含まれているフォルダに移動して、次のように入力します:raiseevent ruleset [strings] [-host hostname] [-port portnumber] [-context context] [-filespaths] [-dirs paths] [-ip ipaddress] [-wait timeout [-waitport waitport]]
コマンド内の変数を置き換えるには、次のガイドラインを使用します。
変数 | 説明 |
---|---|
ruleset | 起動するルール セットの完全パスです。そのルール セットが格納されているディレクトリで始まり、ルール セットの名前で終わります。グループは「/」記号(スラッシュ)で区切ります。このパスでは、大文字と小文字が区別されます。パスにスペースが含まれる場合は、パスを引用符で囲みます。 |
strings | (任意設定)0 ~ 11 までの番号が付けられた 12 までの文字列(英数字データ)。受信側ルール セットにテキスト データを伝達する必要がある場合に便利です。 |
-host <hostname> | (任意設定)Prinergy プライマリ サーバーの名前。プライマリ サーバーで作業している場合は、このパラメータは設定しません。 |
-port <portnumber> | コマンドで RBA に接続するためのプライマリ サーバーのポートです。たとえば、61235と指定します。 |
-context <context> | ルール セットが有効化されるコンテキストです。設定できるのは、システム、ジョブ名、またはジョブの GUID(ジョブのグローバルな一意識別子)です。デフォルト値はシステムです。 |
-files <paths> | (任意設定)ファイル パスです。複数入力する場合は、セミコロンで区切ります。ファイル パスを受信側のルール セットに伝達する場合に役立ちます。 |
-dirs <paths> | (任意設定)ディレクトリ パスです。複数入力する場合は、セミコロンで区切ります。ディレクトリ パスを受信側のルール セットに伝達する場合に役立ちます。 |
-ip <ipaddress> | プライマリ サーバーに示される IP アドレスです。このパラメータは、複数のネットワーク カードを持つコンピュータのみに適用されます。 |
-wait <timeout> | ルール セットが起動されるまで待機する時間です。
|
-waitport <waitport> | Raise Event ソフトウェアが、サーバーから待機を停止する旨のメッセージが送信されてくるかを監視するポートです。指定されない場合は、使用可能な任意のポートが使用されます。 |
たとえば、raiseevent "リモート トリガの作成ジョブ" -host MyServer -port 61235 -context Customer123となります。
- バッチ ファイルを使用して Raise Event ツールを起動します。例を次に示します。
ECHO ON
REM This batch file sends a command to a specific server and the RaiseEvent tool,
REM which triggers a specific rule set and passes it up to six strings.
REM
REM Notes
REM - EXEPATH must use a drive letter, not a UNC name. The default location of
REM RaiseEvent.exe is drive C.
REM - RULEPATH is the path of the rule set groups. It is case sensitive. If spaces exist,
REM surround it in quote marks
REM - JOB is the job name (for a job rule set) or "SYSTEM" (for a system rule set).
REM
SET EXEPATH="C:\Program Files\Kodak\RBA\bin\RaiseEvent.exe"
SET RULEPATH=Test/RaiseEvent/RemoteTrigger_WriteText
SET STR1="String1"
SET STR2="String2"
SET STR3="String3"
SET STR4="String4"
SET STR5="String5"
SET STR6="String6"
SET PORT=61235
SET SERVER=Test
SET JOB=Test
SET CMD=%EXEPATH% %RULEPATH% %STR1% %STR2% %STR3% %STR4% %STR5% %STR6% -host %SERVER% -port %PORT% -context %JOB%
REM
%CMD%
Pause