一度バージョン ページが正常に生成されると、Acrobat 6.0 またはそれ以降のバージョンでレイヤー PDF ファイルを表示できます。レイヤー PDF ファイルにより、1 つのウィンドウでバージョン ページをすべて表示できます。
レイヤー PDF ファイルのレイヤーはバージョン プランのレイヤーに対応しません。次のタイプのレイヤーをレイヤー PDF ファイルで使用できます(Acrobat)。
- ベース レイヤー ― ベース オブジェクトを含みます(これはバージョン プランで使用されるベース レイヤーと同じです)。
- バージョンの差し替えレイヤー ― ベース オブジェクトを除き、バージョンごとのオブジェクトを含みます。バージョン差し替えレイヤーはバージョンのレイヤーすべての組み合わせです。
たとえば、ショップ カタログの例については次のレイヤーを参照してください。
図 1. Acrobat の PDF レイヤー
デフォルトでレイヤー PDF ページは Acrobat で表示し、エラー レイヤー(該当する場合)とベース レイヤーだけを表示します。バージョン差し替えレイヤーを参照するには、対応するバージョン差し替えレイヤーの横にあるチェックボックスをオンにします。
Acrobat の複数のベース レイヤー
ジョブに 2 つ以上のベース レイヤーがある場合、ベース レイヤーはそれぞれ Acrobat で別個のレイヤーとして表示されます。たとえば、レイヤー PDF ファイルで次のレイヤーを選択できます(Acrobat で)。
図 2. Acrobat の複数のベース レイヤー
重要: 複数のベース レイヤーを一度に表示しても見えない場合があります。これはあるレイヤーが別のレイヤーを完全に覆ってしまうためです。選択するベース レイヤーは 1 つだけにしてください。表示するベース レイヤーを 2 つ選択すると、レイヤー タブで最初にリストアップされているベース レイヤーが上部に表示されます。
Acrobat で、バージョン差し替えレイヤーは、関連付けられたベース レイヤーに応じてグループ化されます。
バージョン ページは、デフォルトでは最初のベース レイヤーのみ表示されます。他のベース レイヤーと変更レイヤーを表示するには、対応するレイヤーの横にあるチェックボックスをオンにします。