カスタム フィールドを作成すると、ジョブ内のすべての面など、 各ジョブまたはジョブ内の各エレメントに特化した情報を追跡す ることができます。 たとえば、以下のタスクに対してカスタム フィールドを使用でき ます。
- ジョブの営業担当者を表示する：たとえば、［営業担当者］とい うジョブ レベルのカスタム フィールドを作成して、［表示項目］ ダイアログ ボックスまたは［情報を見る］ダイアログ ボックス に情報を表示できます。
- 可変マークおよびカスタマイズしたファイル名を作成する：た とえば、ジョブ レベルまたはジョブ エレメント（ページ、ページ セット、面付け、折丁、面、および色版）レベルでカスタム フィールドを作成した場合、このフィールドを使用して可変 マークを作成したり、ファイル名をカスタマイズできます。た とえば、$[CustomFieldSurface_Web] マークの場合、面のカスタ ム フィールドとして設定された「web」の値が出力されます。
カスタム フィールドが表示される場所
作成したカスタム フィールドは、次の場所に表示されます。
- カスタム フィールド マネージャーの［Workshop に表示］チェッ クボックスがオンの場合は、［情報を見る］ダイアログ ボックス 内。
- カスタム フィールド マネージャーの［Workshop に表示］チェッ クボックスがオンで、ウィンドウ、表示、ウィンドウ枠の［表 カスタム フィールド 137 示項目］ダイアログ ボックス内で該当フィールドのチェック ボックスがオンの場合は、Workshop のメイン ウィンドウ。
- ジョブに設定したフィールドは、ジョブ ファインダの列とし て表示されます。
- エレメントに設定したフィールドは、ジョブ マネージャーの 列として表示されます。たとえば、ページ用フィールドは ［ページ］ウィンドウ枠の列として表示されます。
- カスタム フィールドはルール ベースの自動処理（RBA）で使用 できます。RBA を使用してフィールドの値を入力したり、カス タム フィールドの変更をルールのトリガとして使用することが できます。たとえば、ジョブのカスタム フィールドを作成する 場合、ユーザーがカスタム フィールドに値を入力するたびに、 ［ジョブ カスタム フィールド - 変更済み］イベントが起動されま す。
カスタム フィールドへの値の入力
カスタム フィールドには、次の方法で値を入力できます。
- Workshop で手動入力する
- JDF ファイルの一部である面付けにカスタム フィールドのデー タが含まれる場合、これをインポートすることによって自動入 力する
- Business Link を介して MIS（経営情報システム）で Prinergy の新 規ジョブを作成する場合、MIS で作成された XML ファイルから カスタム フィールドのデータを取得するよう Prinergy に設定し て、Business Link を介して自動入力する
- RBA で［カスタム フィールドの設定］アクションを使用する
カスタム フィールドを処理するための権限
カスタム フィールドを処理するユーザー権限は、Prinergy Administrator で制御されます。定義対象のカスタム フィールドを 変更したり、デフォルト値や表示方法を変更するには、特定のユー ザー権限が必要です。カスタム フィールドを管理する権限がない 場合、カスタム フィールド マネージャーは読み取り専用モードに なり、タイトルに「読み取り専用」と表示されます。すべての Workshop ユーザーはカスタム フィールドに割り当てられた値を 編集できます。カスタム フィールドを管理するユーザー権限の設 定についての詳細は、『Prinergy System Administration Guide（シス テム管理ガイド）』（英語）を参照してください。