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ビジネス プラン概要

コダックは、本サービス提供の一環として、お客様が所有する、またはお客様によってサブスクライブされたコダックのソフトウェア製品に対して、ソフトウェアのホスティングと管理サービスを提供します。コダックは、24 時間 365 日、ホストされたプロダクション環境の運用とセキュリティの監視レポートを自動的に提供します。お客様は年に一度のソフトウェア アップグレードを受ける権利があります。お客様の担当者には、その環境への制限付き管理アクセス権が付与されます。またプロダクション環境の業務の継続を保証するために、マネージド仮想マシンの夜間バックアップ/クロスサイト フェイルオーバーが提供されます。

運用サポート

運用サポートは、コダックのお客様サービス センター経由で提供されます。サポート対応時間は、お客様の現在のコダック ソフトウェア メンテナンス契約に応じます。 

完了条件

本契約の目的上、コダックから提供されるソフトウェア ホスティング サービスの成果物は、環境のプロビジョニングおよびアクセスが許可されたことのお客様への通知時に運用可能とみなされます。

前提条件とお客様へのお願い

本ドキュメントをお読みいただき、マネージド サービスが提供するサービスが容認できるものであり、既存のインターネット アクセス/速度がお客様の業務運用をサポートするうえで適したものであり、本ドキュメントのすべてがクライアントにとって容認可能なものであることを、お客様は責任をもって確認するものとします。また、注文を送信することで、お客様は本契約条件を読み、本サービスのすべての目標や成果物、条件、責任、制限、除外事項について合意したものとします。 

必要に応じてお客様は、新規コダック ソフトウェア製品の導入、または既存のコダック ソフトウェア製品のコダック マネージド環境への移行の前、最中、後に行われる、コダック プロフェッショナル サービス技術者との計画やテスト、フォローアップのミーティングに参加してください。 

お客様はこのプロジェクト用に主要連絡先を 1 つ指定してください。この連絡先はサービス期間中、話し合いやトレーニング、コダックのスペシャリストがサービスの提供において必要とするその他の目的に関する問い合わせ先となります。  お客様は責任をもって、本契約の一環として提供される VPN ゲートウェイに接続するためのオンプレミスのネットワーク設定をすべて行うものとします。

すべてのソフトウェアとハードウェアは、メーカーの仕様に従って運用されるものとします。これには MIS システム、Prinergy システム、ポータル システム、プレス、プレート作成、処理およびプルーフィング デバイスが含まれます。何らかの相違がある場合、コダックの担当者が現場に到着する前、またはホストされた環境の管理や監視を開始する前に、解消しておく必要があります。

サービス契約

コダックとお客様は、本注文書に定めるマネージド サービスの成果物および料金の概要および対象範囲について、以下のように合意するものとします。追加サービスをお客様が依頼する場合、またはコダックが追加サービスを提案する場合、そのサービスは指示変更の過程における双方の合意に基づいて行われるものとします。

コダックの責任範囲を超える事由により、予算、期間、またはサービスの提供へのリスクに対する影響が生じた場合、コダックは、その事由による影響を明記した変更管理要求を提示し、対象範囲の変更に基づく作業の進行に対する承認を求めるものとします。 

共同管理アクセス

本サービス提供の一環として、お客様は、コダックが管理する Azure 環境の管理ソフトウェアへの制限付きアクセス権を付与する従業員または請負業者を最大 6 人まで指名できます。

これらの従業員は、Prinergy Administrator、Prinergy Workshop、および Prinergy Primary、セカンダリまたは InSite Prepress Portal 仮想マシンにインストールされたその他のコダック ソフトウェアにアクセスできます。  これらの従業員はまた、仮想マシンのパフォーマンスやデータ使用率、データ出力、Azure Security Center の警告または注意に関するレポートも閲覧できます。

お客様は、お客様のローカル エリア ネットワークをコダックのマネージド サービス仮想ネットワークに接続するために必要なすべての Microsoft Azure ネットワーク リソースを、責任をもって管理するものとします。お客様は、仮想ネットワークのコダック ソフトウェアを管理するコダックの従業員がお客様のローカル エリア ネットワークにアクセスすることを防ぐために十分なファイアウォールの設定に関する責任を負うものとします。

注意:管理に必要な場合、サブスクリプションに追加されるすべての追加サイト接続(SH015-8012791)に対して、最大 2 人の従業員または請負業者を管理者ユーザーとして追加できます。

年次ソフトウェア アップグレード

本サービス提供の一環として、お客様は、本契約のもとで管理される各コダック ソフトウェア製品に対して、コダックにより年に一度、ソフトウェア アップグレードのインストールを受けることができます。本契約に含まれる年に一度のインストール以外の追加ソフトウェア アップグレードは、書面によるサービス要求でリクエストでき、その場合は選択可能なサービス方法に基づく標準サービス料金が適用されます。

お客様は、施設にあるコンピュータ、およびリモートで働く請負業者や従業員が使用するコンピュータにインストールされたすべてのコダック ソフトウェアを、責任をもってアップグレードするものとします。これには Prinergy Workshop、VPS、ColorFlow、Preps、Pandora およびその他のコダック クライアント ソフトウェアやユーティリティが含まれますが、これに限りません。

コダックによりホストされたソフトウェア製品のアップグレード実施のリクエストは、お客様が行うものとします。これには、本契約の条件に基づく年に一度のソフトウェア アップグレードが含まれます。アップグレード手順の実施をリクエストするには、お客様はコダックのサービス担当者の組織から通常の連絡方法を使って、そのサービスをリクエストします。

コダックは、お客様と協力して、現地時間の月曜日から金曜日の08:00から21:00の間(以下「アップグレードウィンドウ」)にアップグレードのスケジュールおよび調整を行います。アップグレードウィンドウは、利用可能なリソースおよび/または以前にスケジュールされたアップグレード予約に基づいています。週末のアップグレードは、現地通貨建てのTime and Materialsレートでご利用いただけます。

ソフトウェアのメンテナンス

コダックは、継続的な運用とソフトウェアの可用性を保証し、予想外のインシデントを解決するため、オペレーティング システムのパッチ適用やホストされたコダックのソフトウェア製品の更新など、メンテナンスを追加で予定して実施する場合があります。

コダックのオンプレミスのソフトウェア製品(クライアント製品または付属のコダックソフトウェア製品など)との相互運用性に影響を与える先を見越した変更は、お客様の承認と調整のもとで実施します。メンテナンス作業によるシステムのダウンタイムは、適用するパッチ/更新の数と、管理するサーバー(VM)の数に応じて異なります。

超過分

本注文文書に定める SW ホスティング料金は、事前定義された仮想マシンの使用量、データ ストレージとデータ出力量に基づきます。お客様の使用量が 3 つの「Prinergy Primary VM」または「VPN Gateway for a Non-Prinergy Vm」のパーツ番号に示されている事前定義された量を超える場合、お客様は、1 か月あたりの TB を超えるごとに「Additional Data Egress」パーツ番号を購入する必要があります。

ライン拡張ライセンス

サービス提供の一環として、コダックは、1 JTP あたり最大 8 つ、または PDF ファイル処理中に JTP プロセッサの組み合わせが仮想マシンの CPU 95%で稼働するまで、 お客様が購入した JTPJob Ticket Processor)ライセンスの数を拡張します。追加の JTP 処理が必要な場合(Prinergy セカンダリ サーバー)、お客様は 1 つ以上の仮想マシンを標準レートで追加購入するか、より高性能な仮想マシンに移行することができます(例:D8-32 から D16-64 への移行)


Job Ticket Processor は、マネージド サービス ライン拡張ライセンスの一部として含まれます。

製品番号

説明

015-01280A-117

出力レンダー エンジン(または Job Ticket Processor - JTP、別名 RIP)を KODAK PRINERGY システムに.1 つ追加。

015-01280A-125

リファイン エンジン(または Job Ticket Processor - JTP)を KODAK PRINERGY システムに.1 つ追加。

015-01280A-129

バッチ トラッピング エンジンは、KODAK PRINERGY リファイン プロセス中に PDF ページを自動的にトラップする機能を提供します。

015-01280A-141

Callas PDF Toolbox に基づき、PreflightPlus は、高度なプロファイル ベースのプリフライトを提供し、入力ファイルの問題を特定し、修正します。


この権限には、次の制限事項があります。

  • Prinergy プライマリおよびセカンダリ サーバーは、サーバーごとに最大 56  Job Ticker Processor をサポートします。   1  つのサーバーで有効になっているライン拡張ライセンスの権限の一部である Job Ticket Processor  すべてを持つことはできません。   

Prinergy Cloud:Decision Analytics – システム パフォーマンス ダッシュボード レポート

本サービス提供の一環として、コダックは、Prinergy Cloud Agent ソフトウェア 1 つ、Prinergy Cloud テナント アカウント 1 つ、および「Prinergy Cloud: Decision Analytics System Performance」レポートにアクセスするための Decision Analytics クライアント ライセンス 1 つを提供します。

対象範囲に含まれるマネージド サービス

コダックがホストし、管理するソフトウェアの運用サポートとセキュリティ監視

  • お客様が開始したサービス プロセスに起因する、またはコダックの監視サービスで発見されたインシデント/問題管理
  • 監視サービス
  • イベント管理
  • 変更管理
  • サービス レベル管理
  • パッチ管理
  • サブスクライブされた Azure リソースのプロビジョニングおよびプロビジョニング解除

具体的な運用作業

  • 仮想マシンの管理
  • ストレージ アカウントの管理
  • クラウド サービスの管理(VM role)
  • Azure 仮想ネットワークの管理
  • IP アドレスの管理
  • サブスクリプションの管理
  • トラフィック マネージャー
  • Azure 自動資産の管理
  • パッチの管理(定期メンテナンスの一環として)
  • 年に一度のソフトウェア導入
  • 週次ソフトウェア メンテナンス(再起動)
  • お客様側の担当者への制限付き管理アクセス権

対象範囲に含まれないマネージド サービス

サードパーティ統合

製品/アプリケーションの導入、コンサルティング サービス、対象範囲外のサードパーティの統合および設定の情報収集

ソフトウェア パッチのアップグレードやサポートに関する、サードパーティ ベンダーとの契約締結。

サードパーティ製デバイスまたはサービスの管理やトラブルシューティング。

トレーニングと文書作成

 

 

 

 

業界または政府の規制に関する検証文書作成要件。

ユーザーまたは IT 従業員向けの公式な製品トレーニング。

トレーニング資料の準備、および製品に関するユーザー トレーニングの提供。

コダックが管理するコンポーネントのアーキテクチャや設計、導入に関する文書作成。

製品に関するシステム文書や運用ガイド、トレーニング マニュアルの作成。

オンプレミス

インフラストラクチャ  

管理                                      


お客様の施設にオンプレミスでインストールされたサードパーティ製ソフトウェア アプリケーションによる、コダック マネージド クラウド環境とリソースへの管理や接続確認。


ハードウェアの中断と修正、新規オンプレミス ハードウェアのラック挿入。

オンプレミス サーバーのプロビジョニング、構築または使用停止。

インターネット帯域幅

お客様は、製品要件を満たすための十分なインターネット帯域幅を指定し、購入する責任を負うものとします。


主な前提条件

コダックは、サードパーティへの依存、環境への依存および AZURE サポートを理由とする SLA 違反に対しては責任を負いません。

セキュリティ要件

コダックは、以下のセキュリティ要件を遵守します。

  • コダックのリソースがお客様の施設で実施するサービス、およびコダックとそのプロジェクト担当者は、サイトに適用されるセキュリティ ポリシーを遵守します。
  • 担当者が適用されるセキュリティ要件に従うことに合意するため、コダックのサービス担当者は、コダックとお客様で指定した NDA/MSA などの関連文書に署名します。担当者が関連する契約やコミットメントに違反した場合、コダックは共同で責任を負うものとします。
  • コダックが行うサービスの一環として、コダックのリソースが個人情報を収集またはアクセスする場合、コダックのデータ プライバシー ガイドラインで定義された適用要件を遵守します。
  • 必須のコダック セキュリティ要件/契約に関連するコダックのすべての FTE に対するプライバシー トレーニング。修了や参加の証明は、リクエストに応じて提供します。
  • デバイスのセキュリティ – コダックの従業員に提供されるノートパソコンは、コダックの IT ポリシーに従った堅牢なものである必要があります。これらのデバイスの追跡は、これらの資産に対して適切なリスク評価が行われた資産在庫で管理します。
  • コダックが管理するシステムにおけるサードパーティ製ソフトウェアのインストール制限。コダックが承認またはライセンスを与えたソフトウェアのみ使用可能です。
  • ユーザーのリソース/システムに対するプロビジョニング/プロビジョニング解除や追跡。担当者が特定のプロジェクトから変更または移動した場合、残留するアクセス権の削除。
  • コダックが管理する Azure リソースでエラーが発生した場合、コダックは業務の継続を保証します。
  • SMB1 ネットワーク共有プロトコルはサポートされていません。

サービスのキャンセル:

キャンセルには、90 日前までに署名済みの書面によって通知する必要があります。  データを取得できるように、追加の 30 日間アクセス可能となり、この 30 日間のデータ保持期間に対する最終的な請求書 1 通が発行されます。  30 日間のデータ保持期間が経過すると、すべての Microsoft Azure リソースとお客様のアカウントに保存されたデータは削除され、本契約の一環として提供されたすべてのソフトウェア ライセンスおよびサービス権限も削除されます。

サブスクリプション所有権の移行:

本契約の当初期間の後、コダックが管理するサブスクリプションの所有権は、他の Microsoft Azure Active Directory テナントに移行できます。予定された期間終了日の 90 日前に、お客様はコダックに書面により通知し、署名したキャンセル依頼書を提出するものとします。

サブスクリプション所有権の移行を承認するには、お客様が有効な Microsoft Azure Commerce のアカウントを持っている必要があります。サブスクリプションの移行により、既存のロールベースのアクセス制御(RBAC)ポリシー、サービス管理者、共同管理者は廃止されます。これらのポリシーおよび管理者ロールは異なるディレクトリに移行しません。

このサブスクリプション所有権の移行に伴い、本契約の一環として提供されたすべてのソフトウェア ライセンスとサービス権限は削除されます。

バージョン:2020 8

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