プロセス テンプレートのこのセクションでは、Prinergy が最終出力で出力メディアにページを配置する方法を定義します。
メディア
用紙
このオプションは、出力先リストで Kodak プルーファを選択すると使用できます。
Kodak プルーファ デバイスで使用している用紙の種類を指定します。 リストから用紙の種類を選択します。
厚さ
このオプションは、出力先リストで Epson のデバイスを選択すると使用できます。
厚さボックスで使用する用紙の厚さを入力してから、単位を選択します。
メディアの見当
Magnus VLF プレートセッターを使用する場合、メディアの見当を選択します。メディアの見当は、パンチと見当のカメラの設定など、複数の見当設定の組み合わせです。 メディア サイズを選択すると、対応する見当設定のリストを使用できるようになります。 Prinergy で見当を設定すると、プレートをロードするたびに見当を設定する必要がなくなります。
メディアの見当は、特定の印刷機用に設定され、1 つのプレート サイズまたはプレート サイズの範囲に適用可能で、Print Console で作成できます。
名前
Prinergy Administrator でデバイスが定義されている場合に使用できます。使用可能なオプションは、デバイスによって異なります。
サイズ
最終ファイルを出力するメディアのサイズを指定します。
デジタルを選択すると、Virtual Proofing System ソフトウェアのファイルなどの、出力ファイルが生成されます。デジタルを選択すると、最小幅、最小長さ、最大幅、最大長さ、メディアに対してページを 90°回転ボックスは使用できなくなります。
使用するメディアによって、カット紙、ロール紙、またはロールの横軸を選択します。
特定のサイズの物理メディアに生成する Prinergy Workflow の機能は、Output Pack と一部のベース設定に含まれる Device Connectivity License によって管理されます。出力サイズの定義は、2-up、4-up、8-up、および VLF です。
- 2-up ライセンスでは、最大 22 インチの物理出力を許可します。
- 4-up ライセンスでは、最大 39 インチの物理出力を許可します。
- 8-up ライセンスでは、最大 48 インチの物理出力を許可します。
- VLF ライセンスでは、48 インチを超える物理出力を許可します。
最小幅
指定したメディアの幅の最小値を、リストで選択した単位で設定します。
最小長さ
指定したメディアの長さの最小値を、リストで選択した単位で設定します。
カット紙の場合は、シートの長さを入力します。 ロール紙の場合は、デバイスで作成するプルーフの長さの最小値を入力します。
最大幅
指定したメディアの幅の最大値を、リストで選択した単位で設定します。
最大長さ
指定したメディアの長さの最大値を、リストで選択した単位で設定します。
面付け型式
このオプションはコンポジット ファイルに使用できます。分版ファイルには使用できません。
面付け型式を指定します。
面付け型式ボックスから、どん天または達磨どん天を選択して、この機能を有効にします。面付け型式を無効にするには、なしを選択します。
フロント シフトおよびバック シフト
幅方向フロント シフト...高さ方向と幅方向バック シフト...高さ方向オプションでは、両面プルーフの位置合わせで横/高さ方向の中央より詳細な調整が可能です。 これらの値を使用して、ページまたは面付け/レイアウト方向(縦または横)に応じて、フロントおよびバックのページをどん天または達磨どん天方向にシフトし、位置合わせをします。
これらのオプションは、面付け型式がどん天または達磨どん天に設定されている場合にのみ使用できます。
ポイント、インチ、センチメートル、またはミリメートル単位でシフトを指定できます。
配置
方向
(例:方向を参照)
面付け全体をユニットとして回転します。
回転したほうが効率良く配置できる場合は、自動時計回りを選択して画像を時計回りに回転します。
回転したほうが効率良く配置できる場合は、自動反時計回りを選択して画像を反時計回りに回転します。
幅方向の中央
メディアの横軸の中央に、面付けプランの中央を合わせます。
高さ方向の中央
メディアの縦軸の中央に、面付けプランの中央を合わせます。
幅方向シフト
(例:水平方向および垂直方向へのイメージのシフトを参照)
幅方向の中央チェックボックスがオフの場合に使用できます。
メディアの左端から横方向に、面付けプランをシフトします。
高さ方向(シフト)
(例:水平方向および垂直方向へのイメージのシフトを参照)
高さ方向の中央チェックボックスがオフの場合に使用できます。
メディアの下端から縦方向に、面付けプランをシフトします。
スケーリング時に配置調整
スケーリングに基づいて、配置が自動的に調整されます。
スケーリング時に配置調整チェックボックスをオフにすると、スケーリングが適用された場合に、配置が調整されません。
スケーリング時に配置調整チェックボックスは、デフォルトでオンになっています。
フラット回転
フラットまたは出力画像を小さい角度で回転します。プレート コッキングとも呼ばれます。パーセント値、または傾き度(0.0)を以下の 2 つの方法のいずれかで計算します。
- 可能な勾配を割り出すために、同じ回転が使用されるすべてのジョブに適用できる最初の回転を物理的に測定します。
- 特定の角度を勾配に変換します。
勾配を測定するには、次の式を使用します:勾配 = Y 座標の変化÷X 座標の変化 x 100。
- Y 座標の変化:(Y 軸)は、フラットの回転が開始し、X 軸に直角に交わる直線まで移動する間の距離を測定します。 例:2 単位
- X 座標の変化:(X 軸)は、フラットの回転しない角から、垂線が X 軸に直角に交わる位置まで、X 軸に沿った距離を測定します。 例:90 単位
- 計算式:2/90 x 100 = 2.2
- 最大数値は 3.1 です。
角度を勾配に変換するには、次の式を使用します:勾配 = 回転角度のタンジェント x 100。
- 科学計算用電卓を使用し、角度が 0.5°の場合の計算式:
- 0.5° + Tan(gent)キー = 0.008 x 100 = 0.8
- 最大回転角度は 1.78°です。
注: 諧調度を角度に変換するには、計算機に諧調度を入力して、Inv(erse) Tan(gent)(逆タンジェント)関数を適用します。 例:2.2% を 0.022 と入力し、0.022 + Inv(erse)キー + Tan キー = 1.26°になります。 - 回転が時計回り、反時計回りのどちらであるかを指定します。
注: プロセス テンプレートでは、フラット回転と見当加減を同時に選択できません。 ただし、見当加減が適用される場合は、フラット回転を見当加減プロファイルで指定できます。
パンチ設定
出力先リストで、自動パンチ システムが搭載されたイメージセッター システム(Kodak Magnus VLF プレートセッターなど)の形式が選択されている場合に使用できます。
パンチ タイプを選択します。パンチ タイプに関する詳細な情報は、デバイスのマニュアルを参照してください。
拡大/縮小
スケール(ベクター)
ファイルをスクリーニングする前に、レイアウトにスケーリングを適用します。スケーリングはベクター データ(PDF データ)に基づいて実行されます。
レイアウトのスケーリングを適用
たとえば Pandora などのレイアウト アプリケーションで指定された元のスケーリングを使用するときに選択します。
注: この機能は、Preps とは互換性がありません。
カスタム マーク
幅方向および高さ方向のスケーリングの割合を入力します。
メディア サイズに合わせる
指定されたレイアウトで出力すると画像がメディアに収まらない場合、画像を縮小して合わせます。
縮小率は表示されません。縮小率が不明でもプルーフを縮小して問題がない場合のみ、このチェックボックスをオンにします。
印刷範囲外の余白
メディア サイズに合わせるオプションが選択されている場合、スケールされたレイアウトを決定する際に考慮する印刷範囲外の余白を設定できます。
デバイスおよびメディアの出力に適切な印刷範囲外の余白を、選択した単位で上下左右に指定します。
スケール(ラスター)
ラスター スケーリングをレイアウトに適用します。ラスタ スケーリングはオプション機能で、ファイルがスクリーンされた後で補正を適用できます。
スクリーン前のビットマップ データはベクター スケーリングでは正常にスケールされず、問題が生じる場合があるため、スクリーン前のファイル(コピードット)または 1-bit TIFF 画像を含むファイルにはラスター スケーリングが推奨されています。
この機能を無効にするには、このチェックボックスをオフにします。
レイアウトのスケーリングを適用
たとえば Pandora などのレイアウト アプリケーションで指定された元のスケーリングを使用するときに選択します。
注: この機能は、Preps とは互換性がありません。
カスタム マーク
幅方向および高さ方向のスケーリングの割合を入力します。
使用可能な見当加減プロファイルの割り当て
(例:見当加減プロファイルおよび見当加減プロファイルの適用と削除を参照)
見当加減プロファイル ファイル(<ファイル名>.wgp
)および Color Tower ファイル(ColorTowerMap.txt
)を使用して、システムで印刷用紙のひずみをデジタルで補正できるようにします。
見当加減スケーリングは、各版を異なる(または同じ)率でスケーリングする必要がある場合に使用します。
使用可能な見当加減プロファイルの使用オプションを選択して、この機能を有効化します。以下のいずれかを行います。
- ジョブ マネージャーで設定されている場合のみ使用を選択します。ジョブ マネージャーでプロファイルが設定されていない場合、見当加減プロファイルは適用されません。
- デフォルトのプロファイルを選択して、このプロセス テンプレートを使用するときにすべてのシートで使用されるプロファイルの名前を入力するか、プロファイルの場所を参照して選択します。
注: 見当加減プロファイルは、ジョブ マネージャーまたはプロセス テンプレート エディタで割り当てることができます。ジョブ マネージャーで見当加減プロファイルをジョブに指定している場合、ジョブ マネージャーで設定されているプロファイルを上書きチェックボックスをオンにしていないと、ここで割り当てた見当加減プロファイルは適用されません。 - プロファイルをシートへ割り当てを選択して、個別のシートごとにプロファイルを選択します。この機能は、複数原反で左側と右側の原反に異なるプロファイルが必要な場合などに便利です。プロファイルをシートへ割り当てリスト ボックスで、「シート」とは、同じメディアの表と裏に出力される 2 つの面のことを指します。たとえば、1 つの折丁に 2 つの原反がある複数原反では、シート 1 が折丁 1 の面 A と B に、シート 2 が折丁 1 の面 C と D に割り当てられます。折丁 2 もある場合は、シート 3 が折丁 2 の面 A と B に、シート 4 が折丁 2 の面 C と D に割り当てられます。
注: ジョブ マネージャーで見当加減プロファイルをジョブに指定している場合、ジョブ マネージャーで設定されているプロファイルを上書きチェックボックスもオンにしていないと、ここで割り当てた見当加減プロファイルは適用されません。