オーバープリント処理は、オーバープリント オブジェクトで意図しないノックアウトの発生を防ぐ、プロセス テンプレートのカラー変換セクションの機能です。オーバープリント処理は、リファイン プロセス テンプレート、単ページ出力プロセス テンプレート、および面付け出力プロセス テンプレートで適用できます。
以下の例は、オーバープリント処理を使用した効果を示しています。
例 1:すべてのカラーが共通
図 1. 共通のカラーと共通でないカラーが混在
図 2. オーバープリント処理をした場合としない場合の結果
例 2:共通のカラーと共通でないカラーが混在
図 3. 共通のカラーと共通でないカラーが混在
図 4. オーバープリント処理をした場合としない場合の結果
乗法混合式
Prinergy は、以下の式を使用してオーバープリント オプジェクトの交差箇所の正確なチャンネル カラー量を計算します。
1 - (1 - カラー 1) x (1 - カラー 2) = 乗法混合量
カラー 1 とカラー 2 は、共通チャンネル カラーの下のカラーとオーバープリントの量です。たとえば、マゼンタ 70% とマゼンタ 10% を使用した場合、カラー 1 とカラー 2 は 0.7 と 0.1 になります。